この本は、一昨年だったかな、買ったのは。
そして、どこにしまったかもわからなくなっていて、
ふと、ハガキだとか、封筒だとか捨ててはいけない物を入れた箱の中を整理しようと思って、いらない書類を捨てていると、この本が出てきた。
あ、ここに入れてたんだ。
最後まで、読んでなかったなあと思い、ちょっと読んでみた。本当は、他にやろうと思っていたことがあったのだけれど、何となく、これを読んだ方がいいかもと思った。
読み進めているうちに、「悲しみ」という項目があった。
内容をざっくり言うと、
今まで色んな場面で悲しいことがあっただろう?
その時にちゃんと悲しみを味わってきたか?と。
幼な子は、お腹が空くと泣くし、転ぶと泣く、怖いと泣くなど、どんな時も自然に泣いて浄化をしている。
しかし、大人になるにつれて、人間は泣かなくなった、泣けなくなった。
どんな時に泣きたかったか、その感情に向き合い涙を流してきたか。
自分の中心に入り、振り返って、その時の感情を味わいなさい、悲しくなっても涙をこらえてはいけない。
泣きなさい、浄化の時間としなさいと。
それで、一旦、本を置き、目を瞑って、幼少期からの、自分が悲しかった出来事を振り返った。
私には、1つ上の兄がいるのだけれど、まあ、男の子だから、ちょろちょろと、目を離すと危ないわけですね。それは、自分も男の子を育てたから、今はわかるわけですけれど、2〜3歳の頃は、当然、わからないわけです。
スーパーの買い物に、母親が私と兄を連れて行く。
小さいながらも、母親が兄ばかりに手をかけているのがわかっていたのでしょう。
私は、スーパーの2Fの洋服売り場のショーケースの影に隠れたり、洋服の影に隠れたりして、母親が自分を探してくれるかを、いつも試していました。
でも、全然気がついてくれなくて、母親は、兄と階段を降りていく。
置いていかれると怖くなって、走って追いかけて行く。
そんな子供でした。
その場面を思い出している時点で、もう、涙が流れてきました。
インナーチャイルドですよね。
それから、三輪車にいつも兄が乗って、後ろから私に押させたこと。
だから、三輪車に乗った記憶が全くない。押してることしか。
「自分も乗りたい」って、ぎゃーって泣けばよかったのに、いつも、我慢して押してたんですね。私の方が妹なのに。
そして、いつも手に持って大事にしていた塩ビの人形が、ある日、火の中に捨てられて顔とか溶けちゃってて、悲しかったこと。
(今思うと、多分、犯人は、兄貴だと思うんだけど(笑))
引っ越しをして、もう少し大きくなって、幼稚園くらいかな。近所のお友達も色々出来て、今日はAちゃんと遊ぶ。次の日は、Bちゃんと遊ぶ。そんな感じで、仲良く遊んでいたわけですけど、ある日、Aちゃんちに遊ぼうって、誘いに行くと、今日は遊べないと言う。
家の中に、Bちゃんがいるのがわかったのですね。それを聞くと、いないとという。
何度もそのやりとりして、結局、仲間に入れてもらえなかった。
女の子って、そういうとこあるんですね。
男の子みたいに、じゃあ、みんなで遊ぼうってならない。
いつもは、Aちゃんも、Bちゃんも仲良くしてくれるのに、何で?って、理解ができなかった。その時、初めて、仲間外れを経験した。
それから、実家は、製麺業をしてたから、朝早くから両親は仕事に行っていた。
自宅の目と鼻の先の距離に工場はあったのだけれど、朝目が覚めると親がいない。日当たりの悪い、真っ暗な家で、泣きながら、工場に毎日走って行っていた。それで、無理矢理、工場を半分、部屋にして、6畳1間の家に小3まで住んでいました。
それから、小学校6年生の卒業間近。
仲良くしていたグループの子から、一斉に無視をされた。
それまでは、私は、本当に、誰とでも仲良く遊ぶ子で、色んな友達と、今日は、この子と仲良く遊び、明日はこの子って、学校から帰ってからも、色んな友達と遊んだ。
無視をしてきたその子達とも、個人個人では、お家に遊びに行ったり仲良く遊んでくれてたのに、何かのきっかけで、いきなり無視が始まって、中学校に入っても続いた。
おはようと声をかけても、ツーンとされる。
でも、その時、小1から仲良くしてくれてた友達が、相談に乗ってくれて、救われた。
そして、高校生になり、就職の為の面接で、ことごとく落とされた。
おそらく、部活動に入ってないことがネックになっていたと思う。
部活動に入ってないということは、協調性がないと思われたのだろう。と思う。
仲の良いグループの子達は、みんな、何かしらの部活動に入っていて、中にはスポーツ部のキャプテンやってる子なんかは、面接、1発で通った。
私が取り立て成績が悪かったわけでもなく、真ん中くらいだったし、高校入学した時は、直ぐにクラス委員とか、先生にさせられたりしたんだけどね。
部活動に入っていなかったのには理由があって、本当は、中学の部活でスポーツクラブに入っていたから、同じクラブに入りたかったのだけれど、中学校の部活で、2年生になってから入ったから、1年生から入っている同級生に、後輩と同じ扱いをされていた。
私だけでなく、数人いたんだけど、言葉使いまで敬語を使わなくちゃいけなくて、モップかけてる同級生に、後輩みたいに、「代わります」ってやらされた。
その子達がこぞって入ったから、その延長みたいで嫌だった。
そして、もう1つの理由は、バンドがやりたかったから。
で、2年生になって、女の子だけのバンドを組んで、ギターを担当していたのだけれど、(下手くそだけど)部活動と両方って、私は出来なかった。好きな事にのめり込みたいタイプだから、学校から帰ったら家でギターの練習をしてた。
他のメンバーは、あんまり忙しくない部活動に入ったりしてたけどね。私は、出来なかった。
小さいステージにも立てたし、文化祭も出たし、ギター弾きながら歌ったし、やって良かったって思ってる。それだけが、高校の時の良い思い出になってる。
でも、就職の面接には、何にも響かない。勿論、バンドやってましたとか、面接では言ってないけれど、部活動やってない子は、協調性のない子、何にもやらない無気力な子と思われたのでしょう。
何度も何度も面接落とされて、友達は、みんな就職決まっているのに、最後の方まで決まらなかった。
あの時は、ほんと、自分はダメ人間だと思った。価値のない人間だと思わされた。
何とか就職決まって働き出した。
小さな会社で、同期で、他の高校から来た、ちょっと派手な感じの子で、私とは正反対な子だった。
でも、同期は、その子だけなので、とても仲良くなった。
週末は、いつも、ディスコに行って踊った。
その子との出会いがなければ、もっと地味な子だったと思う。
彼女はモテた。いつも、男の子が待ち伏せしてたり、会社の奥さんいる人と不倫したり。
私は、当時、他県の営業所から来る男の子のことが好きだった。
勿論、告白したわけでもなく、会社に来るとドキドキしてて、彼女も私がその子の事、好きだって知ってた。話してたから。
ある日、仕事に向かう途中、彼女と一緒になった。
彼女が、私の片思いの子から、家においでと誘われて行った、と言い出した。
Hをしたと。
ショックでした。なぜ、それを私に言うのかと。
いつか、告白するかもしれないって、自分の中で大切に育てていたのに、無理矢理、終了させられた感じです。
彼女は、自慢したかったんです。
彼のことを好きだったのならいいんです。
でも、そうじゃない。
モテることをいつも自慢してて、会社の奥さんいる上司、仲良くしているパートの事務員の旦那さんから誘われて、Hもしたり、そんな子でした。
しばらくしてから、手紙で謝ってきたけれどね。私に話して馬鹿な自分を許してくれと。
私は、彼女を罵ったりはしませんでした。
何となく許して、その後も付き合ってた。
会社を辞めて、それから何年も会ってなくて、久しぶりに会った時、娘が芸能プロダクションから、10社以上スカウトされてるとか、俳優、芸人の誰々と飲みに行ってて、自分も行ってるとか、相変わらず、自慢話のオンパレードで、変わってないなぁと思って、それでスッパリ付き合いをやめました。
ちょっと遡るけれど、小学校5.6年生の時、片思いしていた男の子が、当時、私が仲良くしていた女の子のことが好きだとわかって、彼女はそれを知って、私に、「自分は全然、好きじゃないからね」なんて、言ってたけれど、結局、自分もその男の子の事を好きになって両思い。私の前でも遠慮なくイチャイチャしたりして、どうして、いつも、好きになった男の子は、私が仲良くしている友達の事を好きになるのだろうって、思ってました。
まあ、そんな私にも、モテ期はあったのですよ(^◇^;)
19.20歳の頃ですね。二十歳で、元旦那と知り合ってからは、パッタリとなくなりましたが(笑)
その元旦那も、付き合っている頃は、とても優しかったです。37℃くらいの微熱でも薬を家まで持って来てくれました。
結婚して、まあ、色々とありました。ここでは詳しく書きませんが、悲しい思いも沢山しました。
モラハラも、手を挙げられたこともあります。
鬱にもなりました。
結局、離婚しました。5年前です。
自分の悲しかった出来事、まだ色々ありますけれど、
総合して、何が自分の中にあるのかと考えますと、
一言で言えば、自分は、求められない存在だと思っていたと言うことです。
自分が振り向いて欲しい人、(親だったり、好きな人だったり)は、いつも、自分の横にいる人、(兄弟だったり、友達だったり)を求めてしまう。
これが、自分の中の最大の悲しみだと、気がつきました。
自分は、求められないのだと。
この時点で、かなり、沢山、涙が溢れました。
けれど、その後、こう思いました。
求めてくれた存在がいたじゃないかと。
それは、自分が産んだ子供達です。
いつも、自分は求められなかったけれど、
初めてこんなにも自分を求めてくれた存在がいたじゃないかと。
涙が、喜びの涙に変わりました。
もう、今は、3人とも、人の親になりましたけれど、
こんなに自分を求めてくれた存在は、間違いなくいました。
3人とも、母乳で育てましたが、大きくなって長男に、
「あんた達、おっぱいを、美味しい、美味しいって飲みよったやないね」って言ったら、「変なもの、飲ませるな。ヤギのミルクの方が、まだマシ」なんて、言ってましたけどね(笑)
そして、この事にも気がつきました。
愛犬です。
今は、15歳になって、目も見えなくなって、認知症も始まって、何度も噛まれましたけれど、今でも私が一緒じゃないと寝れなくて、寝かしつけて、私はこっそり布団から出て、ソファーで寝ているのですが(夜中に起きてかまれるので)、昨夜も1時半頃、見えない目で私を探し、ソファーの横でワンワン吠えて起こされました。
仕方なく、布団に一緒に入って、まあ、噛まれる事なく寝れましたけど、いつ、噛まれるか、わからないので、油断禁物ですけどね。
そうか、この子が私のところにやってきた理由がわかった気がします。
人から求められないと思っている私を救うためだと。
一生懸命、愛犬のお世話をしてきたけれど、実は、私が助けて貰っていたのですね。
人は、皆、何かしらの悲しみを抱えて生きてきたと思います。
でも、そこに蓋をしてしまって、見ないようにしてきたんだけど、潜在意識の中には、悲しかった自分、寂しかった自分が今も居て、助けてって、叫んでる気がします。
私のような、他人から見たら、何てことないような事ならともかく、それこそ、思い出したくもないような辛い経験をしてきた人もいると思います。例えば、親からの虐待とかですね。
その蓋を開けるのは、とても辛い作業だし、出来れば思い出したくないと思うんです。
だけど、勝手に消えてなくなることは、ないんじゃないかなと思います。
今回、悲しみに向き合ってみて、泣いてスッキリ!っていうわけにはいきませんでした。
夜も考えてしまったし、次の日も、何か、心が苦しくって。
でも、それは、当たり前かもしれません。
長い間、心の奥にしまっていたのですから、そんなに簡単に、はい、スッキリとはならないと思います。
しかし、向き合って、1つ、1つを考えてみるのです。
例えば、 私の事で、スーパーでの事ですと、兄は、男の子でチョロチョロして目が離せない。階段から落ちたら大変だし、追いかけていただけ。
私より、兄が可愛かったとかではない。という風に書き変えるのですね。
三輪車の件は、兄が三輪車に乗って私が押している写真があるのです。
その写真を見てたから、その記憶しか残ってないわけで、本当は、乗った事もあるのかも知れない、自分が覚えてないだけで。
そして、私、20歳の時に、車の免許、取りたかったのですが、親に猛反対されまして、免許取るなら家を出て行けとまで言われました。
父の知り合いの方の娘さんが、家業の手伝いで、配達をしていた時に、トラックと正面衝突をして、亡くなった話を聞いてたものだから、危ないと言って、取らせてくれなかったんです。
仕方なく、原付免許を取って、(バイクの方が危ないと思うのだけれど)36歳の時まで、16年間原付バイクに乗っておりました。(36歳の時に、車の免許を取りに行きました)
なので、幼少の時、三輪車に乗れなかったけれど、大人になってバイクを嫌と言うほど乗ったので、いいんじゃないですかね(笑)
片思いしていた会社の子と、友達が、寝て、それを私に喋った件は、きっと、神様が、私には似合わない相手だから、やめなさいって、助けてくれたのかもしれません。
付き合ってもいない子に、家に来させていきなりHをするような男だから、そこにのこのこと行く彼女と、波長が合ってたんでしょう。
そんな風に、悲しかったこと、嫌だった事、辛かった事を、書き換えて行くのです。
そうすれば、もう、消えてなくなるような気がします。
さっきも書いたように、虐待だとかは、そう簡単にはいかないかもしれないし、心理カウンセラーのようなプロの方の力が必要かもしれませんが。
私は、ヒーラーでも何でもないので、これが正しいかは、分かりませんが、結局、自分を癒してあげれるのは、自分しかいないと思うのです。
悲しみを抱えたまま、この人生を終わりにしたくはないですものね。
本はまだ、3分の1くらいまでしか読んでいませんが、
魂磨きをやっていこうと思っています。
どなたか、一人でも、心に響く物があったら、いいなぁと思います。
長々と、書いてしまいましたが、読んで頂いて有難うございます🙏
そして、このつたないブログに、いいね、をしてくださる方、フォローしてくださる方、本当に有難うございます🙇♀️
中には、ご自分のブログに誘導する為にしている方も、おられるかもしれませんけれど、それでも、記事を読んで下さっただけでも、有難いです。
色々、気がついたこと、愛犬のこと、日常のことなど、まとまりのないブログではありますが、これからもどうぞ、よろしくお願いします🙇♀️
読んで頂き、有難うございました😊