亡くなった私の母は、宮崎県出身で、私が小5くらいの時、父がひえつき節のレコードを買ってきて、レコードプレーヤーで鳴らしながら、母と歌の練習をしていたのを思い出します。

母が介護施設に入所していた時、認知症を患っていましたが、ひえつき節を聴かせてあげようと思って、スマホで聴かせてあげました。

認知症でも、昔の事はよく覚えていて、この歌も覚えていたのでしょう。一緒に口ずさんでいました。

昨日、亡くなった母に聴かせてあげようと、母の写真の前にスマホを置いて鳴らしていました。

私も、それを聴いていたのですが、子供の頃、レコードで聴いていたのと、歌詞が違うなと思い、1番は同じなのですが、2番からが違っていました。

スマホで聴いたのは、こんな歌詞でした。

「庭の山椒(さんしゅ)の木
 
 鳴る鈴かけて ヨーオーホイ

 鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれヨ 」


 「鈴の鳴るときゃ 何と言うて出ましょ

 ヨーオーホイ

 母が恋しいと 泣いて出ましょヨ 」

 
 「母の無い子にゃあ 日暮れは悲しいよ

 ヨーオーホイ

 まして稚葉は 山の中よ 」

「泣いて待つより 野に出て待ちゃれよ

 ヨーオーホイ

 野には野菊の 花ざかりよ 」

泣いてしまいました。

レコードで聴いていた歌詞でなく、この歌詞のひえつき節をスマホに入れていたのは、
まるで母が亡くなる事を予言していたようです。

スマホに入れた時、歌詞を注意して聴いてなかったので、レコードと同じ物だと思っていたので、神様からのサプライズのような気持ちになりました。

歌詞の最後の

「泣いて待つより 野に出て待ちゃれよ

 野には野菊の花ざかりよ」

母が悲しいと、泣いて暮らすよりも、
外に出れば、楽しいことが沢山あるよ

そう言う事なんだと思います。

何か1つ、贈り物を貰ったような気持ちになりました。

感謝です。

今日も、ありがとう🙏