IMG_20140208_214348.jpgこのお方をどなたと、お見受けなさるか?

このかたは、ブライダルの草分け「桂 由実」さんです。

この日2月8日は、朝からしんしんと雪が降りつもり、45年ぶりに東京が大雪に見舞われた日です。この講演会への参加予定者は200人近くいたのにもかかわらず、当日はわずか30人。

それでも熱心な「麗澤中高」の保護者のみなさんは電車とバスで講演会へいらしたのです。
(わたしもその一人か・・・)

この桂さんは中止にはさせないで、ハイヤーをつかって来てくれたのですね。ありがたいお話です。

IMG_20140208_214507.jpgお礼に・・と、こんなおみやげまでいただいてしまって・・・。夢のあるシルクのドレス。

桂さんにとってここまでくるのは成功だけではなかった。くりかえしてきたチャレンジ。 
「和服主流」という常識を破ってきたこの50年間のあゆみ。

こんなお話をおききしました。

昭和50年代のころ、 ある銀座のデパートへ
「ウエディングドレスのコーナーを作りませんか?私がプロデュースします」と持ちかけたのですが、その担当の部長さんに「桂さん、呉服売り場では「花嫁衣裳」はドル箱なんですよ?
大半が和服を作ってお嫁にいくのに、誰が数パーセントしか買わないドレスを売り場に大きく広げたりするのです?」
これで銀座を泣きながら歩いたと・・・・。

チャレンジするものには誰にも立ちはだかる「常識の壁」
これはやっかいなものです。
時代の流れに乗りつつ伸ばすということは、ゆるぎない信念はけっしてブレずに新しいことへのチャレンジ。
わずかでも可能性を信じて「自分らしく」「人のために役にたつ」仕事をただ続けるのみ。

その先に成功があるといえます。