おはこん○○は！
いつもご訪問＆イイねありがとうございます。
お家を建てて2年が過ぎたわけですが、最近新築建売のお家を探しておりまして・・・。
いや～楽しいね、家の間取り見るの
小学生の頃から新聞の折込に入っていた中古物件の間取りを見るのが好きだったんですよ。
建築関係とか不動産関係の仕事を知ってたら興味を持ってたかもな・・・。
私が福岡に引っ越してくる前に捨て猫の保護団体の代表をしていた事もあって、かれこれ300匹近くの犬猫と関わってきました。
我が家の滞在時間が譲渡契約書を作る間の40分ほどしかなかった子達もいれば・・・、
（ロシアンブルーっぽい仔猫達で、速攻で全員良い里親さんが決まった・・・なぜ捨てた
）
保護したその足で病院へ健康診断に連れて行ったらBUNが106もあって「今晩持つか・・・」と言われて、5日後に亡くなった子もいました。
（保護した時は箱の中に座り込んでいたけど、その後寝たきりでずっとこんな感じだった…今でもこの子を捨てた奴は絶対に許さないし、地獄に落ちろと思っている
）
この子が何歳かわかんないけどそんなに若くはなくて、綺麗だったから今まで室内で飼われてたんだと思うのに、「今晩亡くなるかも」って具合が悪くなった時にいきなり見ず知らずの人の家の前（ウチじゃないけど）に捨てる
この子がどんなに不安で心細かったかと思ったらやるせなくて・・・。
（その頃「死ぬのを見たくない」という理由で、山中に捨てられたり保健所に持ち込まれたりする事が多かったんですよっ
）
自分が今際の際に家族も誰もいない知らない場所で一人死んでいくって想像したらわかるだろうって。
うん大丈夫、捨てた奴には誰にも看取られずに寂しく死んでいくように呪いをかけておきました（マジ）
そんなこんなで無責任な人間の尻ぬぐいばかりしていると、だんだん感覚がマヒして保護した子が亡くなっても心が無になるというか、悲しいけどそんなに落ち込んでもいられなくて、いつ亡くなったとか何歳だったとかいちいち覚えていられない。
そんな中で数少ない命日を覚えている子。
ウチから猫をもらって下さった里親さんがお住まいのマンション（1匹までペット可）のエントランスに捨てられていたメロン。
住人の皆さんも飼いたいけど規約で1匹と決まっているし、飼ってる人ばっかりでみんな知ってるから2匹飼う事ができず・・・という事で相談があってウチに引き取りました。
里親さんを探すつもりだったんだけど、隔離後の血液検査でFIV陽性。
まぁ、母猫からの抗体による擬陽性だったという事で半年後の再検査で陰転したもののご縁がなく・・・
私の引っ越しにも付き合って福岡まで付いて来てくれました。
喘息があって猫があまり好きじゃない夫も「メロメロ、メロ～ン
」とメロンの事は大変可愛がってくれました。
そんなメロンが2016年の春先に元気と食欲がない事に気付き・・・これは腎臓が悪くなってる・・・
猫部屋からリビングへ連れて行き、食欲と元気が戻るように手を尽くしたけど5日後には完全に寝たきりになって・・・。
実はそれまでにかかっていた動物病院に対して別の腎不全末期の猫の事で不信感が生まれていて、メロンも弱っているのに通院は嫌がるし、病院は家での点滴を認めてくれない
メロンの嫌がることをしてまで金儲け主義の病院に行きたくないし、もう家で穏やかに看取ろう・・・そう決めました。
でも既に自力で水分を取る事も出来ず、ささみのゆで汁やかつおだしをわずかにシリンジで飲ませても吐いてしまって・・・。
もう、何かするのもメロンを苦しめてる気がしていました。
具合が悪くなってから1週間後、仕事から帰って「メロン、まだ息してる」って夫に声をかけると「まだ息はしてるけど、もう瞳孔も開いとるし・・・ちょっともうダメかも」と。
体はぐったりして口は半開きのまま、目は瞬膜が出て瞳孔も開き、既に目の表面が乾き始めている・・・。
首の皮をつまめば戻らないほどの脱水。
ブドウ糖を溶かした水をシリンジで舌の上に垂らすも、2滴ほど喉の奥に送り込まれただけで残りは反対側へ垂れ流し・・・。
あぁ、もう今晩なのか・・・。
でも自分の中では納得がいかなかったのです。
食欲がなくなった事に気付いてからは、日頃滅多に食べさせない缶詰やパウチのご馳走にも反応しなかったメロン。
せめて死ぬんだったらご馳走をお腹いっぱい食べて「あ～美味しかった」って満足して死んでよ
一日だけでもイイ、ご飯が食べられるようになってよ
悔しくてぐすぐす泣きながら、ふと職場にあった資料の内容を思い出す。
ローマ法王が危篤になった時に医師団がローヤルゼリーを投与したら元気になって復活した話。
どうせメロンが今晩死ぬんだったら、自分の中でやるだけやったという気持ちになりたい。（酷い飼い主です
）
職場で支給されているローヤルゼリーの錠剤をそのままは飲ませられないので、キッチンバサミで手を切りそうになりながら割る。
1粒の1/6くらいのサイズの欠片をメロンの舌の上に乗せ、シリンジでブドウ糖を1滴、2滴と垂らしたら・・・飲んだ
わずかに舌が動いて喉の奥へコクッという感じで飲み込まれて行った気がしました。
「あ～もうコレで私は出来る限りの事はしたんだ」という自己満足の元、その晩はメロンに寄り添ってリビングの床の上で寝ました。
翌朝、私が目を覚ましたらメロンは・・・まだ生きていました。
そんなに状態は変わった気がしないけど、でも間違いなくまだ生きてる。
昨晩割ったローヤルゼリーの残りのうち粉々になっていたのを、また舌の上に乗せてシリンジでブドウ糖を垂らす。
起きて来た夫とバトンタッチして私は仕事へ。
夕方、仕事から帰って「メロンどう」って訊くと、まだ自力では水は飲めないけど飲みたそうにはしてるとの事。
確かに開いていた瞳孔のサイズが小さくなり、目の表面も普通になってるかな
心なしか虚ろだった目に生気がある気がして、でも「まさかね」と思いながら3回ぐらいに分けて1粒の1/3程のローヤルゼリーを飲ませました。
シリンジであげるブドウ糖も前日よりはスムーズに飲み込めている気がする。
でも、寝たきりには違いないのでその晩もメロンの隣でリビングの床にごろ寝。
驚いたのは翌日の仕事から帰ってから。
夫がメロンを抱き起して支えると、自力で小皿から水を飲んだ
嘘っこれ、もしかしてローヤルゼリー効いてる
そこから夫と2人でまたキッチンバサミで砕いたローヤルゼリーを1/2粒くらい飲ませました。
水分多めのペースト状のパウチも2口ほどですが口にしてくれました。
更にその翌日に仕事から帰った私が見たものは・・・め、メロンが歩いてるよ
そこにはまだしんどそうではあるものの自分で立ち上がって、歩いて、ご飯もお水も自力で取れるようになったメロンの姿がありました
これはどう考えてもローヤルゼリーが効いてるに違いない
その日からは1日1粒、まるっと飲ませるようになりました。
そして死を覚悟した日から5日・・・メロンは・・・リビングから脱走し、玄関まで走って行って犬のご飯を横取りして食べるほど回復しました
めっちゃビックリしました、ホントに。
たくさんの子達を看取って来たけど、あの状態から回復するとかありえない。
それから3ヶ月ほどの間、リビングで過ごしたメロンはすっかり元気になり丸々艶々になったので、猫部屋に帰しました。
（2016年6月。すっかり元気になったメロン。）
・・・どうして帰したんだろうなぁ・・・。
（夫の喘息が辛くなったからですが）
猫部屋に帰してからはローヤルゼリーを飲ませる事もめったになくなってしまい、気が付けば2017年2月。
「メロンの毛並みが悪い。何か痩せてきた。」
慌ててまたリビングに連れて来てローヤルゼリーを飲ませたけど、時すでに遅し
（ちょっと行動がおかしくなってて、自分から湯舟の中に入ったりしてたので目が離せなかった）
本当に少～しずつ体が弱っていく感じで、でもそんなに苦しむ事は無く、永遠の眠りについたのが2017年の今日の事。
もし、あの時猫部屋に帰さずにずっとリビングで過ごさせて目の届くところに置いていたら・・・。
猫部屋に帰してからも毎日1粒ローヤルゼリーを飲ませていたら・・・。
メロンがこの新居まで付いて来てくれていたかもしれません。
後悔していないと言えば嘘になりますし、飼い主として反省する点はたくさんあります。
でも、もうダメだと思った日から1年以上。
願った通り美味しい物をもう一度ならず何度もお腹いっぱい食べさせる事も出来たし、他の猫達の10倍ぐらい甘やかすこともできました。
人間の4倍の速さで時が流れると言われる猫にとって、この1年生きてくれた事はとても大きな意味があり、私の中では十分納得がいくお世話ができたと思います。
まぁ、言えばキリはないんだけどね。
この時期、暖かくなったり寒さがぶり返したり、人間でも季節の変わり目は体調を崩しやすいのに、体の小さな犬や猫にとっては負担も大きかったんだと思います。
もし、このブログを見て下さっているあなたのお家に犬や猫やその他のペットがいるならば。
彼らの一生は短くて濃いものです。
どうかその命が尽きるまで側にいて、決して捨てないでください。
あなたの側にいて癒してくれるペットたちがいつまでも元気で共に幸せに暮らせますように
欲しい物＆買って良かった物