おはこん○○は!

いつもご訪問&イイねありがとうございます。

今日は(もはてなマーク)、家とは関係ない猫の話ですネコ

しかも辛い話ですので、「週末音譜、花金キラキラ、ひゃっほ~クラッカー」って気分の方は回れ右をおススメします・・・。

※写真は今回の話に出て来る猫ではありません。でも、こんな感じの仔猫だったの・・・(T_T)

 

 

昨日の仕事帰り。

車通勤の私は、夜も仕事があるので家路を急いでいました。

割といつも私の帰る方面はスムーズで、反対車線の方が車が多くて渋滞気味の片側2車線の幹線道路です。

ちょうど信号待ちでボケっと前を眺めていたら、100mくらい先の反対車線、それも2車線のちょうど真ん中くらいに茶色っぽい何かが落ちていました。

ちょうどコンビニのお弁当袋が風でユラユラしてるように見えたのよね。

で、信号も変わったしゆっくり車が進みだしたその時、私はそれが車に轢かれて横たわっている仔猫である事に気付きました。

しかも、尻尾動いてるっビックリマークまだ、生きてるじゃんっ!!

トラックとかも一応轢かないように避けて通ってはいるんだけどね、でも誰も止まってはくれないの。

もう、選択肢なんてなかった。

心臓バクバクしながら近くの店舗駐車場に車を停めて走って行きました。

ちょうど信号の変わり目で運良く車が切れたので、「猫っ、大丈夫っ!?」って叫びながら仔猫を抱きかかえて車へ。

まだ生後1か月半~2か月くらい。

意識はない感じだけど、お腹は動いていたし、手足も体も轢かれた様子はなかったです。

飛び出して、車のタイヤとかに弾き飛ばされて脳震盪を起こしてるんじゃないかと、そんな感じに見えたんです。

まだ助かるかもしれない・・・運良くそこから500m位のところに救急対応ができる動物病院があるので、そこへ急ぎました。

駐車場に車もなく「良かった、空いてるビックリマークこれならすぐに診てもらえる・・・」と思った私の目に飛び込んできたのは・・・

 

 

 

 

「本日休診」

 

非情にもドアの前にかけられた札ガーン

じゃあ、じゃあ、ウチで保護した猫がお世話になった病院がもうちょっと先にあるから、そこへ行こう!!

猫、頑張れっ!!と声をかけながら車を走らせたのですが、ふと思い出したのです。

そういえば、そこの病院は日曜日も診察してたから、休診日は平日・・・まさか!?

慌てて信号待ちの間に調べたら・・・

 

 

 

 

「木曜休診」

 

 

嘘でしょ!?何でよりによってこんな緊急事態の時に。

もう、そこからは完全にパニックを起こした私。

地理に明るくない上に、知っている病院が2か所も休診で完全に詰んだ状態。

もう、半泣きで夫に電話して調べてもらった結果、家を通り過ぎて更に先になるけど、前の犬たちがお世話になっていた病院が開いているとの事。

もう、そこまで行くしかないっ!!

病院へ駆け込んだ時には、仔猫を保護してから既に30分が経っていました病院

やっと診てもらえるという安堵感と、道すがら仔猫に悪い兆候(失禁)が見られたので容体が心配だったのと、いろんな気持ちがごちゃ混ぜになって診察室でボロボロ泣いてしまった私。

先生と看護士さん達がテキパキと準備をし、既に呼吸が止まっていた仔猫を蘇生させようとしたのですが・・・。

先生「今、ジャリって・・・あごの骨が砕けてるね。あぁ、頭蓋骨も・・・この子は頭を轢かれてるね。多分横にしてたらわかりにくいけど、前から見たら頭の形が変形してしまっている・・・」

そう、ずっと横向きでなるべく動かさないようにと思っていたので気が付かなかったのですが、運悪く頭を横向きの状態で轢かれていたようでした・・・。

先生「残念だけど、この状態ではもし他の病院でもっと早くに診てもらっていたとしても助からなかったと思う・・・。手足も骨折してないし、体は全然どうもないのにね・・・。」

仔猫は野良猫だったようで、ノミがいっぱいついていました。

先生は「亡くなったらもう血が吸えないとわかってノミが離れていくんだよ」と言いながら、仔猫の為にフロントラインスプレーをしてノミを退治してくれました。

キレイな箱とシーツも用意して頂き、仔猫は箱に収めて頂きました。

私が車のフロアマットごと仔猫を抱えていったので、車のマットもビニール袋に入れて下さいました。

こんなに良くして頂いたのに、先生は「もう死亡確認だけだから。」と診察費は受け取られず、「この仔猫が今まではどうだったかわからないけど、最期にこうして保護してもらえて良かったね。」と言って下さいました。

でも、私と仔猫にとってはこうして病院で丁寧に診てもらえた事が何よりの救いでした。

車に轢かれて、生きて動いている仔猫の横を通り過ぎるたくさんの車。

私には以前動画で見た、子供が車に轢かれているのに誰も助けに行かない状況とダブって見えたんです。

何だろう・・・何か悲しかったです。

あんなにたくさん人がいたのに、見て行ったのに、止まったのは私だけだったのかって。

みんな忙しいのはわかるんですけどね。

 

仔猫は行くあてもないので、ウチの庭に眠ってもらう事にしました。

まだ何も道具を持っていなかったので、ホームセンターで鍬を買ってオレオのお墓の隣に埋めましたウサギ

きっとオレオは「お前誰やっ!?」ってビックリしたと思いますが、大きさも同じくらいだし、いずれ仲良くなってくれるでしょうあせる

でもね、やっぱり助かって欲しかった。

世の中にはいっぱい事故や病気で亡くなる野良ちゃんもいるし、飼い主の都合で保健所に持ち込まれて殺される猫ちゃんもいるし、現状は毎日どこかでたくさんの猫が不条理な死に方をしていて、それを全部救う事なんて到底無理。

だからこそ、縁あって私の手元に来た猫には助かって欲しい、幸せになって欲しいと思うのです。

あんなに温かくてフワフワして柔らかかった仔猫が手元をすり抜けて行ってしまったという喪失感に苛まれています。

もう、世の中から野良猫なんていなくなればいいんですよ。

誰が好きで野良猫なんかするもんか。

ウチにいる元野良たちがその証拠です。

この仔猫も生まれ変わったら冷暖房完備3食昼寝付き、おやつとおもちゃも付いてくるお家に行けたらイイねネコ

 

親切に対応して下さったH動物病院の先生と看護士さん達に心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございました(*- -)(*_ _)