突然ですが、新居に合わせてお仏壇を買い替えました。
うちの夫は長男(義父)の長男です。
高3の頃、進路も「学校推薦で社会福祉系の大学を受ける」ところまで決まっていたのですが、急に義父が倒れ、余命いくばくもない病気である事が判明しました。
夫は進学を諦め、義父の入院費を稼ぐために就職し、ぶっ通しで毎日30時間も働くような生活をしていたそうです。
そして義父が亡くなった半年後、今度は義母に病気が判明しました。
さすがに30時間という訳にはいきませんが働きながら、義母の看病とまだ幼い弟達のお弁当作りから家事全般をしていたそうです。
一時は義母も回復していたのですが、容体が急変・・・帰らぬ人となりました。
その時夫はまだ20代中頃・・・同年代の人達よりもずいぶん大変な経験をしたと思います。
辛かった時のことはあまり話しませんが、義母が倒れる前に結婚を考えていた人がいたという事も聞きました。
(まぁ、その人と結婚してたら私とは結婚してないので、結果オーライと言ってよい物かどうか)
前置きが長くなりましたが、そんなわけでうちが本家扱いをされており、義父が義父方の祖父用に買ったお仏壇がそのままうちにあります。
現在は義祖父母、義両親用となっていますが、なにせそこそこ傷んでいます。
漆塗りはお花をお供えしている部分が剥げ、金箔も変色して剥げ・・・という感じ。
お仏壇の修繕も考えたのですが、仏壇屋さんのチラシを見ると「38万円~」
そして同じチラシにお盆フェアで新しい、しかもモダンな現代仏壇が10万円~
そりゃ新しいの買うでしょうよ
というわけで、仏壇屋さんに行って来ました。
シンプルモダンで素敵な仏壇が可愛いお値段でたくさんあるんですね~
和室にお客様に泊まって頂く際も、扉を閉めれば仏壇には全く見えません。
これなら仏間に考えていたロールカーテンも必要なさそう。
(費用が浮いてラッキー)
ただ、うちは時期的にちょいと困った状況にあります。
今住んでいる家の取り壊しがお盆明け。
新居への入居が12月。
とりあえずお盆はうちで古い仏壇のまま、その後家の取り壊し前に古い仏壇を引き取って供養してもらう。
で、お彼岸は仏壇なし。(これ、OKなんですかね)
新居が完成してから新しい仏壇を納品してもらうというスケジュールを予定しているのですが、果たしてこれが通るのかどうか。
というわけで仏壇屋さんに相談の結果、うちの都合の良い方法に対応して頂けるとの事。
しかも今とりあえず手付(野口さん1人)を打っておけば、このセールの値段で気に入った仏壇を押さえることができ、しかもこの先のセールでもっと他に気に入った仏壇が出てきたらそちらに変更も
支払いは最終段階でうちに仏壇を納品する前までで良いとの事で、「そんな条件で良いんかいな」という位こちらの要望に添う形にして下さいました。
期間が長くなるけど野口さん一人分と思えば手付が負担にも心配にもならんし
(だって前払いとか言われて新居の完成までに仏壇屋さんが潰れちゃったりとかしたら大変だし)
ちなみに私は全く仏壇には興味がなく「新居に置くの~」って感じでしたが、それでも最初から家の計画には仏間も入れていましたし、「長男の嫁だから仕方ないか」と諦めております。
もっとも私は一人っ子で両親も健在なので、「もう少し生きてる者に配慮してくれ~」と思う事もあります。
これから少子化で一人っ子同士の結婚とかもっと増えるんだろうなぁ~、大変だなぁ~って感じです。