いつもドタキャンの沙代子さんにも、
どうしても来なければいけない日が、
ついにやって来た![]()
その沙代子さんの姿は、
大きな眼帯からまだはみ出る大きなアザ![]()
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一瞬凍りつく空気![]()
その静けさを割って、
ついに一人のメンバーが、
口を開いた![]()
「ど、どうしたの?」![]()
「ごめんなさい・・・
いつか言わなきゃ、言わなきゃと思っていたんだけど・・・
なかなか言えなくて・・・
みんなに迷惑ばっかり掛けてしまって・・・
今日はやっと決心して・・・
主人の暴力・・・で・・・こんな顔で・・・。」
「あれからずっとその目?」
「ううん・・・
2.3日で治る時もあるし、
顔以外の時もあるし・・・
最近は顔が多かったから、
家、なかなか出れなくて・・・
本当にごめんなさい・・・。」![]()
沙代子さんのご主人は自営業だ。
二度程、仕事の関係で、
お会いしたことがある。
なかなかの男前で、
優しそうな気さくな人だ。
でもこの様子から、
沙代子さんが嘘を言ってるとは思えない・・・
まさか・・・![]()
聞く所によると
沙代子さんのご主人は、
「最近ちょっと暇だね。」
と言っただけで、
目に見えぬスピードで、
たまたまその時もっていたボールペンで![]()
太ももを突き刺したり
また違う日には、
その程度の些細な事で、
タバコを吸っている時なら、![]()
ガラスの大きな灰皿が、
目に見えぬ速さで飛んで来て
危機一髪、沙代子さんの髪をかすめ、
家の壁に灰皿が刺さったとか![]()
何も持っていなければ、
殴る
蹴るは当たり前だそうです![]()
みんなが口ぐちに、
「殺される前に別れた方がいいよ。」![]()
と、言った。
それから暫くして、
プロジェクトは無事成功を収めて![]()
皆がバラバラになって、
あまり連絡を取り合わなくなった頃、
風の噂で、
沙代子さんはご主人と別れたという、
噂がはいった![]()
良かった![]()
上手く別れられたんだ![]()
めでたし、めでたし![]()
が![]()
しかし![]()
この話はこれで終わりではなかった![]()
皆が忘れ去った頃に、
身も凍りゆくような、
あんな恐ろしい事件が起ころうとは、
誰も想像していなかった![]()
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次回につづく
