福島県の梁川町には似たような(このテーマ最初のリンイ大王)伝説があります。
それはインドのリンイ大王ではなくて日本の王様?貴族かな?
昔、中将姫という大層美しい、心の優しい姫がおったそうな。
その姫はあまりに美しく、心優しく、近所の評判が良かったので、継母は妬み姫を亡き者にしてしまおうとしました。
最初は獅子の山に捨てたそうな。
ところが、獅子に食べられるどころか、かえって助けられて無事に戻ってきたそうな。
そこで今度は鷹の山に捨てたんだけど、今度も鷹に助けられて戻って来たんだそうな。
三度目は船に乗せて川に流したんだけれど助けられて戻って来たんだって。
継母はついに姫を殺して庭の隅に埋めたんだって。
その埋めたあとから出て来たのが蚕だったそうな。
その虫に木の葉っぱを取って与えたんだけど、全然食べない。最後に桑の葉を与えたらもりもり食べて繭をいっぱい作ったんだそうな。
それで、蚕は高貴な姫の生まれ変わりということで、お蚕様と言われて尊い虫に言われるのだそうな。
**一度めの脱皮を獅子の休み、二度目を鷹の休み、三度目が船の休み、四度目が庭の休みというのはインドのリンイ大王の話とおんなじですね。