クラッシャー女中 | Charming Voice

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クラッシャー女中  公式HP

 

(作・演出)根本宗子

(出演)麻生久美子 中村倫也 趣里 佐藤真弓 根本宗子 田村健太郎 西田尚美

 

 4月21日 シアター・ドラマシティ

 

すべてを手に入れたい女が迷い込んだ屋敷には、欲望まみれの絶対王子が住んでいた。

有名な画家の息子・義則(中村)はデザイナーとして成功。彼の屋敷には母の和沙(西田)、女中(佐藤・根本)と彼の幼なじみ・華鹿男(田村)が住んでいた。

義則は自分好みの女性・静香(趣里)を婚約者として屋敷に迎え、彼女はゆみ子(麻生)という女中を伴ってきた。

 

大人気の中村倫也さんを観てきました。
生で観るのは6年ぶり。
前は妖艶な役でしたが、今回は可愛い王子様のようでした。

根本さんの演出舞台は初めて観ました。最初、根本さん、田村さん、趣里さんが出てきて、椅子を並べたりして自然に始まっていったのですが、根本さんがまだ始まってないので気楽に観てて下さいって?普通に楽屋に居るみたいに話始めたりして、開演前の緊張感がとても解れました。

 

この家族には秘密が。母の欲望の為に、父がある家族を犠牲に。
最初は、子供の頃の話などで、役者さんの可愛らしいお芝居にほのぼのしていたんですが、

大人になってからの話が、段々大変な事になり、真実が見えてきて、

その御屋敷にいる女達、母や婚約者や女中が次から次へとクラッシュ。

静香は実は・・・趣里さんのもう熱のある名演技が凄くて見入っていたら、やっかいなゆみ子が次第に存在を出してきて、そこから彼女の反撃!後半の義則への畳み掛け凄かったです。もう最終的に笑っちゃいました。
麻生さんと中村さんのお芝居が凄かったな~
好きという感情は楽しいものなのに、超越したら恐ろしい…

思い込みも恐ろしい…存在意義って?

考えたら怖い話でしたが、とても楽しく観れました。不思議です。