この道 | Charming Voice

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この道  公式サイト

 

(監督)佐々部清

(出演)大森南朋 AKIRA  貫地谷しほり 松本若菜 小島藤子 柳沢慎吾 羽田美智子 松重豊

 

自由奔放な天才詩人・北原白秋(大森)は、児童文学誌「赤い鳥」の刊行者・鈴木三重吉(柳沢)を介して音楽家の山田耕筰(AKIRA)と出会う。当時、子供たちのための歌がドイツ童謡を日本語訳したものか伝承のわらべうたしかなかったため、鈴木は二人に童謡を創作するよう持ち掛ける。彼らは衝突を繰り返しながらもお互いの才能を認め、数々の動揺を世に送り出す。

 

 

北原白秋と山田耕筰の半生、二人の作品の誕生秘話を丹念に。

登場人物がとても魅力的に描かれていました。

白秋は、無邪気で子供っぽく。だからトラブルが多い。隣の家の人妻と不倫していたり。姦通罪で逮捕までされちゃった。ダメな人。

だけど、周りの人は彼を助ける。なんだか憎めないんですよね。

南朋さんがやりすぎずにとてもチャーミングに演じていて、とても可愛い。映画を観ている間ずっと、可愛くっていいなって思ってました。

いつまでも子供の様に純粋だから、子供に優しい詩が書けたんだろうね。

有名な「あめふり」の♪ピッチピッチ、チャップチャップっていう詩、私は生まれた時からこの歌があって、雨の音ってこれだよねって感じだったけど、この詩が出来た時、聞いていた1番目の妻ソフィは何それ?って感じだったのが、とても面白かったです。別の言葉を言い直していたし・・・この雨の音を表現した言葉、当時は斬新だったんだろうな。

耕筰役のAKIRAさん、ハイローの琥珀さんのイメージが大きいので、真面目な役ってどうなんだろうなって思っていたら、良かったです。

実は、耕筰も結構スキャンダラスの人だったらしいです。でもバランスの問題で真面目なキャラにしたそうで。

これは、そのままで撮ってたら、白秋vs耕筰で別の意味で面白かったかも・・・

白秋の3番目の妻役、貫地谷さん。可愛いイメージから強い女のイメージに変化しました。1番目の妻役、松本若菜さん、色っぽいよ。南朋さんと二人のシーンはとてもエロいです。

与謝野鉄幹・晶子夫妻の松重さんと羽田さんは凛としていてとても素敵なご夫婦でした。

 

関東大震災から戦争へ。

皆の癒しになる歌を作っていた二人に軍歌の作成依頼が・・・

二人がそれぞれ選んだ道・・・辛いね。

 

白秋の詩にはリズムがある、それは彼の生活のリズムでもあるのかなと感じました。もちろん耕筰も。
二人のリズムに乗り温かい気持ちになりました。

上映前に舞台挨拶がありました。

1月12日 TOHOシネマズ日比谷にて。

 

キャストさんの20才頃の写真公開が盛り上がりました。特にAKIRAさんと松本若菜さん。
トークは柳沢慎吾さんの独壇場!皆それを楽しんでましたね。

南朋さんが慎吾さんに「甲子園とかね…」って振っちゃった。もちろん高校野球ネタやっちゃいましたよ(^_^;)

10秒だけ撮影タイムがありました。


慎吾さんの「いい夢見ろよ!あばよ!」で終わりました。
大爆笑で楽しい舞台挨拶でした。