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(作・演出)前川知大

(出演)佐々木蔵之介 松雪泰子 白石加代子 手塚とおる 池谷のぶえ 水上京香 水田航生 浜田信也 盛隆二 森下創 大窪人衛

 

  11月3日 森ノ宮ピロティホール

 

廃村に、根津(佐々木)という男が一人で暮らしている。根津は半分人間、半分妖怪の半妖怪。村人が沢山いた頃、彼の周りに妖怪の姿があったが、人、子供が居なくなると妖怪の姿は見えなくなった。
1人で長い間その村で暮らしていたある日、根津の前に都市からきた若い男女が現れる。

 

イキウメの前川さんが、水木しげるさんの世界観をオリジナルストーリーで表現。

佐々木蔵之介さんが演じている根津のモデルは、ねずみ男。

ずる賢くて怠け者、ヒーローにはなれない、そんな男(半分妖怪)を何だかチャーミングに演じられていました。

好きにはなれないけれど、憎めないんですよね。

松雪さんと白石さん、緩く、ふわふわ、茶目っ気たっぷりの妖怪でした。

池谷のぶえさん、謎の怪物?可愛いのか恐いのか・・私は悲しい感じがしました。

イキウメの皆さんもそれぞれ良かった。浜田さんが根津の若い頃を演じていました。蔵之介さんに雰囲気似ているな~なんて思ってました。

 

舞台上に、人魂が浮遊している不思議な感じがしました。

人間と妖怪と半妖怪。
楽しくもあり切なくもある世界。

 

「感じたら存在する」
関係が希薄な今だから…この言葉はグッときます。
もっと、沢山、いっぱい感じようと思います。

人に関しても物に関しても、その場に居なくても無くても、存在していくんですよね、きっと。

ロビーに目玉おやじが!

水田航生さんへのお花です。素敵。

 

全体的に優しさに包まれていた舞台でした。