長らくひとりで生きてきて
後に名を残す人がいないのは
後ろめたく感じる自分がいる
その理由は
きっと
「◯◯家の正当な名前を継ぐのはうちなんだからね」
と言われ続けた せい
たくさんの兄弟姉妹がいた親
たくさんの兄弟姉妹は
そのまま社会の写し絵で
色々絡んだ人間関係だった
それを見てきて
うちの親の呪文を常に聞いてきて
生んだ子供がいないのを
空虚にも感じるときがある
それは
呪縛
言葉に縛られ
親の価値観に縛られ
まだまだ
完全に 自分ではない
家族を作らなかったこと
子供をもうけなかったこと
後悔はないけれど
心のうちの
何かを縛る縄がある
もう時間が経って
鎖ではなくなったけれど
それでもやはり
縛り続ける
あと何年
こんな気持ちをふと
思い出したりするのだろう
私は私。
自分の思うように生きていい
例えそれが親の望んだ形でなくても。
◯◯家
なんて
関係ない
人と人との関係は
そんなものじゃない とも思うから
血縁でも夫婦でも
争いを知らない家に育ったなら
どんな風に生きているだろう
考えても変わりはしないこと 考えない。