少し 遠くから
ヤマトさんが台車を押して
オフィス街にやってくる

台車をビルとビルとの間に置いて
荷物の配達

通りすがる人は目も止めない

いつも通りのスケジュールで
配達が終わると営業所へ戻っていく


この国は
お行儀が いい

道路に置いてある台車に
手を触れることもなく
覗き込むこともなく。


なんやかんや言っても

道端に目の届かない状態で

お金に替わる商品を置きっぱなしに
していても

大丈夫なんだから。

きっと外国では目にしない光景だろう
なんてことを 想像したお昼休み。