お菓子のおうち 松江の洋菓子店が保育園にプレゼント

朝日新聞デジタル2020年12月03日09時00分

お菓子のおうち 松江の洋菓子店が保育園にプレゼント

 

 松江市の洋菓子専門店「松江クロード」が1日、同市大庭町の「なの花保育園」の園児たちに、クッキーやメレンゲでできた「お菓子のおうち」をプレゼントした。同店として初の試み。コロナ禍で同園では運動会や遠足が中止になっており、同店専務取締役の石川りささん(44)は「子どもたちが笑顔になるきっかけになれば」と期待する。

 プレゼントされたお菓子のおうちは、高さ約40センチ、幅、奥行き約30センチ。屋根や壁はクッキーでつくられていて、メレンゲ製のサンタクロース、色とりどりのマカロン、雪を表現した粉砂糖など、クリスマスらしい装飾があしらわれている。同店パティシエの貴谷美雪さん(26)が10日ほどかけて、業務の合間を縫って1人で制作したという。

 この日、松江クロードの石川さんと貴谷さんの2人が保育園を訪問。年中の23人の園児らは、アクリルケースに入ったお菓子のおうちを見ると、「かわいい!」「おいしそう!」と大喜び。坂本陽鞠(ひまり)ちゃん(5)は「小さいサンタさんがケーキを食べてるのがかわいい」と笑顔だった。

 同店では毎年、夏休みに県内の子どもたち約100人が参加する「ロールケーキ教室」を開いてきたが、今年はコロナ禍で中止に。貴谷さんが「ほかに子どもたちを喜ばせる機会をつくれないか」と提案し、10月末にお菓子のおうちの制作が決定。11月、店舗に飾るお菓子のおうちをインスタグラムで投稿し、プレゼントする市内の幼稚園、保育所を募集。多数の応募の中で、なの花保育園が選ばれた。

 貴谷さんは「子どもたちが大喜びで、制作の苦労も吹き飛びました。たくさん見て楽しんでほしい」と笑顔を見せる。お菓子のおうちは保育園の玄関ホールに飾られるという。(浪間新太)