アスモデウスさん…。どうしてこんなことになっちゃったの…。
…今になって、つらくなってきたかよ。
悪かった。まさかお前の言ってたアスモデウス…あいつが魔王軍の元総司令官だったとは。
薄々、私も感づいてはいました。
このままルイズを追っていれば、必ず衝突することになるって。
でも、いざその時になったら…こんなに悲しいなんて…。
やー、二人ともおかえり。
ディレアス、ついにやっちゃったねえ?
よお。わざわざ迎えに来てくれたのか。
確かに、とんでもないことをやっちまったようだぜ。
そうそう。
魔王軍元軍団長、色欲のアスモデウスを一歩退かせた…。
ルプタスの連中はこの話題で持ちきりよ。
俺があいつの魅了魔法を食らった「フリ」をした時だな…。
あいつは「色欲」の大罪だ。自分の十八番がきかないとあれば、誰だってビビるだろ。
ルシファーだってそうだったし。
それもそうだし…私もこの大陸で活動していたわけじゃないからさっき知ったばかりなんだけどさ。
アスモデウスに決め台詞があるの、知ってる?
「魔王さまの邪魔をする者は、誰であろうと許さない」だって。
その言葉のとおり、戦場では一歩も退かず、破竹の勢いで進軍を続けていたらしいし、
彼女の勇猛さはこの大陸のベルテン地方の英雄たちも恐れるほどだったらしいよ。
そのアスモデウスが、あんたに恐れをなして、生まれて初めて一歩退いた。…その意味、わかる?
あの時、彼女の絶望に満ちた表情を見ました。
おそらく、魔王とともに生きてきて、最大の屈辱となったのだと思います…。
おそらくここから先、魔王軍に隙はないわ。
全力であんたたちを潰しに来るでしょうね。
…そうだろうな。で、お前はどうする?
この辺で降りるか?
まさか!あんたみたいな面白い奴、放っておくわけないじゃん!
ディレアスとミリニシア、たった二人でクリスタルパレスとレモアルドを陥落するわ、魔王すら防げなかったルシファー様の呪いもはねのけるわ、今度はアスモデウスの催淫魔法もどこ吹く風って。
こんなデタラメな奴放っておくのはもったいないって。
それに…魔王と同じ体質持ってるから便利だし。
触れた悪魔の魔力を満たすことができる能力か…。
うーん、なんか照れるよなあ…。
まあ、あれだ。この能力に関しては、
お前みたいにちょっと便利なお兄さんくらいに思ってくれるならそれが一番だな。
ま、安心しなって。
これからあんたにつこうって悪魔はほとんどいないと思うからさ。
…いきなり何さ。
はい、とりあえずまずはこのチラシを読んで。
アッハイ。なになに…?
ミス魔界コンテスト、予選結果発表?一位は2位に倍以上の得票数をつけてぶっちぎり?このまま彼女が魔界一の美女となるか?
その名は…「色欲のアスモデウス」!?
まあ、決選投票はこれからだからどうなるかわからないけどさ。
このまま彼女が優勝すればあんたは晴れて「魔界が認めた魔界一の美女を泣かせた男」になるわけだ。
そうなれば誰も寄り付かなくなるから心配いらないって。
のおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?
…言ってる場合ですか二人とも…。
(きっと続かない)
LET'S ROCK KIRBY!
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