先日書いたクレオパトラ①の続きです

 

 

注意引き続きかなり重い内容なので興味ない方はスルーしてください注意

 

 

 

 

 

 

お婆ちゃんの話を聞いてびっくりしている私をすっ飛ばし、ミミは今度はなんと自分が不倫をしていたことをいきなり言いだしました

 

 

 

相手はアメリカ人の白人で旦那さんも感づいていたそうですが、そんなことはおかまいないしでかなり盛り上がった不倫だったようで、ミミは話しながら妖艶なオーラを醸し出しました

 

 

やっぱりクレオパトラっぽいっていうのは化粧だけじゃなかったのかと思っていたら、また信じられないことを言いだしました

 

 

ある日不倫相手と会って家に帰ると、待ち伏せしていた旦那さんがいきなり彼女の目の前で銃を使って自殺をしたそうです

 

 

そういえばつい最近ミミの旦那さんが亡くなったというを聞いていた

 

 

でもそんなことが起こったら普通の人だったら仕事に復帰なんて出来ないだろうし、すぐにでも国に帰るだろう

 

 

なぜこんなに普通にしていられるんだ?と考えていると、今度はもっと信じられないことを言ったのです

 

 

 

 

あの瞬間のことは何年経とうと忘れられない

 

一瞬その場の空気がグラッと揺れるような感じがし、彼女のクレオパトラのようにアイラインを引いた三白眼からは憎しみが溢れ出し、体からは怨念のようなオーラが出てきました

 

 

 

あの男はわざと私の目の前で銃を口の中に入れて引き金を引いたのよ

 

自分の頭が吹っ飛ぶ酷い光景を私に一生忘れさせない為にね

 

あの男が死んでしまったから、私は復讐すらできなくなってしまったよ!



あいつは私の復讐の権利を奪いやがった!

 

 

 

私には彼女が何を言っているか全く理解できなかった

 

 

旦那さんは浮気をしたミミへの復讐のために自ら命を絶ったのに、なぜ彼女が復讐するんだ?

 

 

自分のせいで彼を死に追いやったのに、なぜ彼に対して憎しみが生まれるのか?

 

 

この女には罪悪感というものはないのか?

 

 

彼女の尋常ではない憎しみを体全体で受け取ってしまい、頭の中がくらくらして呆然としているとお客さんが来たのですが、ミミは次の瞬間には何事もなかったように普段通りに接客を始めたのです

 

 

私は初めて一緒に働いた人にこんな事を告白されただけではなく、彼女の感情まで受け取ってしまい、何年も何年もなぜこんな女と出会ってしまったんだ?という質問を彼女のことを思い出すたびに繰り返していました

 

 

 

 



 

 

数年前から自分で意識してあの世の人とチャネリングができるようになり、あの時の感覚は亡くなった旦那さんとチャネリングしたのだと気がつきました

 

 

でも旦那さんからは憎しみや復讐は感じられなかったのに、なぜミミはあんな事を吐き出したのかはずっと謎でした

 

 

 

 

 

 

本当に最近になって自分がエンパスであることに気がついてから、あの毒吐きはミミの懺悔だったと気がつきました

 

 

確かにミミは傲慢な我儘な人間だけど、一人娘にはとても優しいママでした

 

 

彼女と娘さんはまるで姉妹のように仲がよく、そして娘さんは旦那さんの事が大好きでとても仲が良かったそうです

 

 

そんな娘から大切なお父さんを奪ってしまったという罪悪感はかなり重かったと思います

 

 

ミミはそのあまりに重すぎる罪悪感を「憎しみ」に変えて自分を守る防御にしたのではないかと思います

 

 

確かに罪悪感に向き合うことは辛いこと

 

でも過去はどう頑張っても変えられない

 

憎しみを捨てて罪悪感と向き合い、自分を許してあげるしかないのですよね

 

 

 

 

もうあれからかれこれ20年以上すぎていますが、あの瞬間の彼女の言葉、顔、雰囲気はずっと鮮明に思い出すことが出来、その度に私の体には緊張が走り体が硬直していました

 

 

でもエンパスだったから彼女と出会ってしまい、ずっと彼女の感情を共感し続けてしまったんだとわかった瞬間から、あの日の記憶は色褪せて普通の思い出と変わらなくなりました

 

 

きっと数年後には彼女の顔さえ思い出すことが出来なくなるでしょう

 

 

 

 

 

エンパスだから避けられない出会いはあるかもしれない

 

でももう2度と何十年もその人の感情を持ち続けることはしないと心に誓いました

 

私に起こったことではないし、私には絶対起こることのないこと

 

なのに何十年も共感し続けてしまったら自分がかわいそうですもんね