






1956年の夏、京都競馬場に厩舎を構えるトップクラスの調教師・武田文吾氏の元に入厩し
10月の京都新馬芝1100mで栗田勝を鞍上に、クビ差ながらみごとに勝利。
その後オークスまで桜花賞を含む実に8戦全勝で、1957年にオークス馬が誕生したのでした。
時は流れて2006年。49年の時を経てまた新たな無敗のオークス馬が誕生しました。
それがカワカミプリンセスなのです。
2003年6月5日、北海道三石の三石川上牧場にて鹿毛の牝馬として誕生。
2005年にかつて第4回JCを騎手としてカツラギエースで勝った栗東・西浦勝一厩舎に入厩し
今年2月に阪神新馬芝1400mで本田優を鞍上に、9番人気と低評価ながら2着に11/4差付けて逃げ切り快勝
2戦目は3月阪神500万下・君子蘭賞を出遅れて後方3番手から追い込んでまた11/4差で2連勝
そして4月は東京に遠征し、オークスのトライアルレースのスイートピーSでは
中団待機策からいい脚を使って、今回大逃げを見せたヤマニンファビュルを半馬身差し切って3連勝
3戦全勝でここへと挑んできたのです。
3戦無敗の成績と、逃げても中団からでも後方から追い込んでも
どんな戦法でも勝ち、安定した結果・内容から3番人気に推されました。
パドックでは少々イレ込んだりして、多少不安感もありました。
気の悪い所が出てしまったのに一抹の不安を感じました。
スイートピーSから来た馬は勝てない、重賞未出走馬は勝てない、3歳デビュー馬は・・・
様々な「負のデータ」もあり、この馬がそう易々と勝てるとは思えませんでした。
レースはスイートピーS2着のヤマニンファビルが大逃げを打ち、1000m58秒というハイペースも
実は後続は以外と冷静で普通のペースで走り、3コーナー過ぎでは早々にファビュルはさよなら
今回は中団を進んだカワカミは、直線で長くいい脚を使って見事勝利。
騎手は本田優、東京は小岩で生まれ
馬事公苑で騎手過程を修了して所属したのは栗東トレセン。
1980年にデビューし、80年代の10年間は安定して30勝前後を挙げ
重賞も86年の阪神3歳S・ゴールドシチーを含めた7勝を挙げるも
90年代の10年間はコンスタントに30勝というのはそのままなものの
94年のGⅡ時代のフェブラリーS・チアズアトム、96年のクイーンS・レインボークイーンの2回と
地味で関西限定の騎手になってしまいました。
しかし2000年にテイエムオーシャンに出会った事によって一気に華開き
この6年でGⅠ4勝含む重賞17勝、04年からは50勝台に乗せています。
遅咲きの彼ながら、ひとつ気になるのがこのオークス
01年にテイエムオーシャンで2冠を狙った際に、馬に適正が無かったのもあり
3着に敗れてしまいました。
調教師も同じ西浦氏、このコンビで5年前の忘れ物を
ようやく取り戻したのでした。
そして生産牧場の三石川上牧場は、1979年のオークス以来という嬉しいGⅠ勝利だったそうです。
口取りに来た人の数は少なかったけど、暖かい笑顔のステキな表彰式でした。
①パドックにて少しイレ込むカワカミ
首を振っていて、かなりの枚数の写真がボケていました。
②騎乗して
③ゴールシーン
④ウイニングラン
気性の悪さが少し出ていますね。レースも終わったのにクビまげてます笑
⑤口取り式
久しぶりにGⅠでこれだけ人数の少ない口取り式を見ました。
オーナーが生産牧場なので、あまり多くは来られなかったんでしょう。
⑥馬服を着て
⑦バンジャーイ!