10代のチカラ | サイレントルーツの実

サイレントルーツの実

先住民文化と歩く毎日のつれづれ。
食・子育て・自然農・鉱物や菌類。癒し。語りべ。
民族楽器とともに語る昔話への道・先住民の方々との日々。
淡路島移住生活・母子疎開支援

久々のアメブロです。
色々あってね。
しばらくネット生活から、というか人間社会から(でも仕事は行ってたんだよね)離れて引きこもってました。
 
10月の頭に香川の粟島とご縁ができて。それが大きなきっかけで殻から出てきました。
その顛末は全て映画の中のことのようで嘘のようなホントの話で。
非常に濃いので。
そのことは今少しづつ書き進めていて、まとめて後日UPするつもりです。
   

さて。
今日はわが子の文化祭、合唱コンクールでした。
。。。泣いちゃった。

友達の多いわが子(わが子は微妙な関係と思っているらしいが)、昔から我が家にはいろんな子が来る。
     
それは淡路島に移住してからも変わりなく。
(まぁ、それは我が家には、天井から草が釣り下がっていたり、変な楽器はあるし、PCの訳の分からない部品が転がっていたり、薪割はしているし、変なものがいっぱいあるので面白いからだろうと思う。)
     
中学生は色々あってね~。
一人一人がホンマ、ストレートに純粋に生きておる。
時には学校からトンヅラして行方不明になっていたり、登校拒否したり、不自然に明るかったり、妙にグロいものにはまっていたり。
全部訳があって、本人はとてつもなく悩んでいて、それがそういう表現になる。
その全部がいいことでも悪いことでもなく。
ただ、どストレートに人生に向かい合ってるだけなんだよね。
      
大人になると小ずるくなって、人生にまともに向き合うことなくテキトーに誤魔化して生きていけちゃう。
      
その点、中学生、というか10歳くらいからなんだけど、18歳ぐらいまででしょうか、そこまでしなくてもと思うくらいに純粋に人生に向き合ってる。
特に中学生時代はホンマ、ピュアです。
そしてだからなのか、ほんの小さなきっかけで大きく育っていく、そんな時期のような気がします。
   
わが家は今、中学生で学校に行っていない子や、家庭の事情から勉強に身の入らない子が来ている、と言うかわが家に来たがるので関わっていて、このままだと行く先がなくなってしまうのではないかという。。。。
そしてわが子もどちらかというと学校というものが好きではなく。
  
そんなところから自然学校を作ろうとしました、私。
人間火と水の扱い方さえ知っていれば生きていける。
そして自営のノウハウを体験すれば鬼に金棒。
 
が。いったんへこたれてあきらめました、私。

(我が家の実情は避難移住だったため生活再建で手一杯。生保受けようかしらのレベルです。
どこかから資金をいただいているわけでもなく。
一時はおかずは雑草という日が続きましたしね・・・・
それでも!と「淡路はたらくカタチ研究島」(無料の自営ノウハウ学ぶところ)に通い学び準備をしていたのですが、過労でぶっ倒れてしまい、もう無理、自分の家族の生活もおぼつかないのだから、まずは生活地盤が先決、といったんはあきらめました、私。
  
が、過労は少し休めば回復するはずが全くその気配はなく、どんどん悪化。
もうあかん、家族で首つろうかしらとまで思い詰めてところで(この時かなりキテいた)、どうせ首つるならあがきまくって生きてやる(こういうえげつないまでの生命力が私らしいところ)とあちこちに「助けて~」と声をかけて復活していったのでした。ホンマにたくさんの方に助けていただきました。一人じゃ超えられんかったよ。皆さんありがとうございます。)
  
今はたくさんの方の支えで腹が据わって学校をはじめようとしています。

不思議なことに火と水の講師の方は見つかっているというか、自然と出会え意気投合しました。
火起こしの世界チャンピオンの方とカヌーの達人さん。かなりおもしろくなりそうです。
        

今はどんな形になるのか全く分からんし、資金繰りはどうするのか、また運営となると全くのド素人なので正直生まれたてのバンビよろしく足が震えています。
  
けれど、今日の中学生たちを見て勇気をもらいました。
   
子どもたちの真剣な生きる姿に泣けてしまいました。
へこたれてなんていられないな、と。
私にできることはなんだろうと。
  
子どもたちには教わることばかりです。  
  
今日は(も)子どもたちに生きるチカラをもらい、背中を押された気持ちがしました。
   
 

 
*中3の子どもたちの作品。未来の自分に向かって。「花」を創作文字に、だそうです。