オハナカフェの9月メルマガに書いた文章ですが。
アメリカインディアン・イヌーのチーフらの言葉や、アメ
リカインディアン・チェロキーの師匠・スピリットガイドたちからの9月10月情報で
、長文です。
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「サークルポイント」~一人ひとりの選択~
先日新横浜で長年人種を超えた平和行進を行ってきたアメリカインディアン・イヌーのチーフらとアイヌの長老、環境・平和活動をしている有志の方々と平和のためのパウワウ(祈りの集まりと話し合い)があり参加してきました。
総勢15,6人のこじんまりとした会でした。
「私たちのビジョンは平和のビジョンです。口にするのは簡単ですが、実践するのは時には難しい言葉です」
「私たちは、アメリカ人だけでなく、すべての人間が、人類が精神的な存在と発展する過程で重要な段階にさしかかっていると考えます。」
これらの言葉を強調するのでもなく、主張するのでもなく、淡々と静かに語るイヌーのチーフらのその姿からは、あらゆる人種、環境団体、平和団体、集団と関わり続け、*命がけで行動しつづけてきた確かな存在感がにじみ出ていました。
*チーフのはじめ奥さんはチーフを狙った銃弾で亡くなっており、チーフの子供たちも頭に銃を突きつけられたり、チーフ自身も何回も投獄されている、ということでした.他の部族の方々からも同じ事を聞いています。アメリカで先住民が独自の見解・伝統の主張をすることは命がけのようです。
日本人は世界の先住民から注目されています。
自然界を見てもののあわれを感じたり、わびさびの文化があったり。
語らなくても空気を読み、察しあう心。
こんなに繊細な感受性をもっている民族は世界でも稀なようです。
この感受性が今世界の先住民から注目されています。
今の物質に重点をおく文明は、もともと誰の所有でもなかった土地に値段をつけ、切り売りするところから始まっ
て、人々を自然界から・大地から切り離してきた文明です。
その文明が今変わる過渡期にあります。
今まさに人類全体の集合意識が、物質から幸せを得る存在から精神的なものから幸せを得る存在へと変化する、その過程の途中なのです。
昨年6月アイヌ民族が日本の先住民としてはじめて日本政府に認められました。
このことは長い間日本人は自分を忘れて他の国のようになろうとしてきた、けれどようやく自分に戻りつつあると、世界の先住民は認識しています。
そして今まで培ってきた技術力や世界への影響力にとても期待を寄せているようです。
さて。
この9月は自分の中心がキーでしたね。
今世界は古いものが浮上、洗い流され、新しく構築する時です。
人類の集合意識が変わろうとしています。
アメリカではブッシュ大統領から初の黒人大統領オバマに変わりました。
そして日本でも政権が交代し変化の時にあります。
鳩山首相は「友愛政治」を掲げました。
どちらも国の人々が今までの古い形態の腐敗をより認識し始めているようです。
利己的な動機ではなく自分の行動の元にあるのは、人々への幸せ・貢献への思いなのかが問われる時代にな
りつつあります。
個人的にもこの流れがあります。
9月秋分以降自分の人生のあり方を見つめるようなことがおこるでしょう。
どのように各個人が自分の人生を創造し、どのように表していくかを考えさせられる・直面するようなことが起こってきやすくなっているのです。
特に9月の最終週から10月までは「全体(人々だけではなく、自然界も含めた全体です)にとって善いことを想っている心からの選択」がキーになります。
心は多様です。
一見全体にとって善いことをしていると思っていても、よくよく見てみると自分の癖や満たされていない想い・恐れから選択していることもあります。
そんな時は、すぐさま浄化作用としての反動・反発・対立を外的にも内的にも経験することでしょう。
それは一見ハードですが、単に新しい豊かさへの新しいシフトです。
例えば「自分の幸せのためにお金が必要だ。お金が満足を与えてくれる」といった考え方を切り離すことで(その考えは世界の経済を動かしている人たちから仕向けられているものです)、自分が真に求めているものがはっきりと理解できるようになります。
また古い感情の浄化がたくさんあることでしょう。
(色々な考えに感情が付着しているのを見つけるかもしれません。
その時は時間をかけて感情を考えから離してください)
このような大きな変革の時は自分の思い・感情・考え、自分の内側にフォーカスし、何が自分にとって大切なのかひとつひとつ見つめ再評価し、選択していくとスムーズに流れます。
外的にも内的にも一つ一つの事柄が自分自身の成長の道、確かな生きる手ごたえとなっていくでしょう。
一人ひとりがそうすることでより大きな世界の集合意識・関係性にも影響をおよぼすことになります。
国際間では今までの欠乏感からくる結びつきが、新しい関係性へと変化するので誰もが大変動の最中にいることに気づきます。
さらに一部の会社や企業は、ビジネスを通じて全体にとって善いことを想っている心からの業務に改革を始めるかもしれません。
人間の行動の元には突き詰めていくと二つの想いしかありません。
抹消したり、何かから搾取する、恐怖からの行動。
育んだり、分け与えたり、愛からの行動。
今、私たち日本人一人ひとりがどのような想いでどう動くのか。
自然界を含めた世界はじっと見守っています。
愛と大いなる沈黙より Silent Roots
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