曖昧な


この世の中に


存在するのだろうか?


信じていないと思いながらも


心の片隅に


あって欲しいと願う


永遠の静穏。


哀しみの声が聞こえる


悲痛な祈りが響く


嘆きの詩(うた)を繰り返しながらも



生涯を懸けて探し求めているものは



正義を掲げたスリリングな冒険活劇?


時には妥協は必要なのかもしれないけれど


非合法的なことを合法化するための詭弁は


誤解と混乱を招き


時が過ぎても解決には繋がらないのではないか?



静かに更けてゆく

長い秋の夜…


道理が見えず


独り 彷徨い歩く不甲斐ない心の奥に


透き通るような心地好い風が渡る。



揺らめく灯りに静かに視線を落とす


迷いの道を照らしてくれる


炎のゆらぎを見つめていると


ほんの少し…心が安らぎます。



見つけられない答を


いつしか 自信を持って語れる日がくるのかは…


今はまだ

分からない。