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あたりが 静まりかえった真夜中。


西の空から


ただ 黙って 静かに放たれる 月の灯りは


なんて 美しく 穏やかなのだろう…


真昼の喧騒も 忙しさも


まるで


すべてが夢の中の出来事であったのか、


今、この瞬間が夢なのか、現実なのか…


それとも


この世のすべてが


実は


誰かがみている


夢の中の出来事なのか…

混乱してわからなくなる。



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木々の梢が ざわめき、


心地好い夜風が 幾度となく通り過ぎると


月の姿が見えなくなり


夜空は星の瞬きで華やかになった。


今夜もまた 月灯りに導かれ


醒めない夢に 憂き身をやつす…。



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