『HEIWAの鐘』への疑義 | 折本たつのり千葉県政報告(浦安市)

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千葉県議会議員、折本龍則による政治活動報告
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ある学校関係者の方から、浦安を含む全国の小中学校で歌われている『HEIWAの鐘』という歌の歌詞に問題があるのではないかというご意見をいただき、現在調査しております。

仲里幸広という沖縄出身のシンガーソングライターが作られた歌ということで、ネットで検索したところ、なんと、いきなり沖縄での「憲法改悪反対」を掲げる政治集会で、仲里氏がこの歌の合唱の指揮者をしている動画が出てきてびっくりしました。ステージの後ろの方には、チマチョゴリを着た若者たちも映っています。これだけでも教育の政治的中立性の点ではアウトです。

歌詞の中身はというと、
「ラララララ・・・よみがえれあの時代(とき)へ 武器を持たぬ事を伝えた 先人たちの声を 永久に語りつぐのさ 脅かす事でしか守る事ができないと 繰り返す戦争(つみ)忘れゆく 愚かな権力よ いつか自由な空が 虹かかる 翼広げゆく 風に 高く大きな 幸せ贈るだろう
僕らの生まれたこの星に奇跡を起こしてみないか
拳を広げてつなぎゆく心はひとつになれるさ平和の鐘は君の胸に響くよ
………
うたい踊りたすけあった ふりむかず笑い続けた誇る島の魂を 
永久に守りぬくのさ 銃声が鳴り響き海や大地が砕け散る 正義の叫びこだまする フェンスを飛び越えて 君が一人立てば 変わるのさ 明日へ輝いて ずっと 未来の夢を ここに残してゆこう 
(繰り返し)」というものです。

「武器を持たぬことを伝えた先人たち」とは誰のことでしょうか。「おびやかすことでしか守ることができない」「愚かな権力」とは、自衛隊の存在を否定しているのでしょうか。だとすれば、命がけで国を守って下さっている自衛隊の方に失礼です。「フェンスを飛び越えて」とは米軍基地のことでしょうか。だとすれば明らかな違法行為です。学校が違法行為を容認して良いのでしょうか。

何れにしても批判能力のない子どもたちに歌わせるような歌ではなく、教育の政治中立を定めた教育基本法第十四条二項への明白な違反です。近々、教育委員会の認識を伺おうと思います。