この前、妻と話していて改めて「成る程」と思ったのが、マサは環境の変化についていけないということ。

転校は、定型の子でも色々とあるのに、マサのような子供なら尚更ですよね。



最初の引っ越しはヨシが小2でマサが年長さんの時でした。

それまでは人口1万人超の離島に住んでいました。
色々と理由があり、島で唯一の人気の私立保育園に通っておりました。
といっても、入園等は全て自治体が管理しており、諸般の事情その他諸々を加味した選考で行く保育園が決まるというシステムだったので、マサの場合は最初の1年間は町立保育園でしたが。

で、その私立保育園というのが、園内は1年中裸足(なので、基本的に靴下は不用)で、園長さんの畑で作物を育てたり、周囲の山や海へ行ったりと、自然を肌で感じさせることを第一義としている保育園でした。

また、保育士の方もしっかりした方が多く、ヨシが3才児検診で発達遅延を指摘されたときも、その後の県の巡回相談等にも、「迷惑でなければ一緒に参加させて頂きたい」と担任保育士さん2名が私たちと一緒に療育士さんの指導を受けたりしました。

そんな保育園から、5歳の時に都会の市立幼稚園へ途中転入したのです。

当然、都会の幼稚園なので自然は僅か。
園内は靴下を履いて上履きが大原則。

もうその頃にはマサは靴下が嫌いな子供になっていました。
足先が暑くなるのが嫌なようです。
しかも、温暖な地域だったので靴下なんか不用だったのですが、引っ越した先は更に温暖な地域なものだから、ますます履こうとせず、先生達を困らせていました。

ですが、それは些細な問題で、一番の問題は保育園と幼稚園は監督官庁が違うことによる、基本的な指導方針の違いなのです。

保育園は厚生労働省管轄の預かり保育をする施設で、幼稚園は文部科学省管轄の教育施設ですよね。
まぁ最近は認定こども園なんてのもあってややこしいですが。

で、そういう大人の事情からくる指導方針だったり教育というものがマサには理解できる訳もなく、決まり事も多く指示されることばかりの幼稚園に馴染めずに、先生の言うことを聞かない、部屋を抜け出す、じっとしてない出来ないという問題が噴出。

卒園式もハラハラドキドキだったのを今でも鮮明に覚えています。

もうその頃には発達障害という診断は出ていて、小学校も支援学級在席となったのです。

が、入学後は、大きな問題も起こさず殆ど通常学級で過ごし、いきなり強引に4年から支援学級を外された訳ですが。(ま、この辺の事は過去のブログを見てください)



と、言うことがあって、今回の引越し転校で、3ヶ月弱で不登校状態です。



もっと私達がマサの心の変化に気が付かないと駄目だったのですよね。

直ぐに誘いにくる友達が現れて安心していたのは、大きな誤算でした。

嫌なこと言う友達と無理して遊んでいたんですよね。

その事にもう少し早く気が付いてあげていればなと思います。

毎度の事ですが反省ばかりで、それがいかされていないですよね・・・





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