彼女との出会いは、いわゆる中国カラオケ。

その時は、お相手をわざと選ばないで、ぐだぐだして

他人の指名した女の子と遊んでいた。


突然、カラオケのママが、売れ残っていたと思われる2名を引っ張ってきて

どちらかを指名するよう強制した。


適当に右側の女の子を選んだ。


それが、彼女、阿琴だ。


1時過ぎまで飲んで、遊んだ後、既に私服に着替えた彼女をアパートまで送っていた。


結局彼女の部屋で一晩泊まることになり、


二人とも、眠かったので、ベッドに横になるとすぐ寝た。


寒い夜だったが、抱き合いもせずに。


朝、宿泊料金の気持ちをこめて、チップを渡し、彼女の家を出た。


このとき、彼女と付き合うとは、まだ思ってもいなかった。


小玉の母親が重体なので、緊急にて故郷に帰ることになった。

当然、すぐには帰ってこられないだろう。

必ず待っていてねとお決まりのことを言われたが

もう覚悟はしている。

彼女はたぶん帰ってこない。

また、なんとなく、俺もそれを願っているようだ。

彼女の出発の朝、泣きながら見送ってくれた。

数分後、メールが。

部屋を整理していたら、お金を見つけたの。

これ私にあげるつもりだったの?

違うわよね? いいわ、ごめんなさい。

おいおい

お金は、その前の日に、お前の目の前で、わざと

奥にしまったお金で

部屋を整理して見つかるもんじゃないっつーの。

必要なら、くれって言えばいいのに。

もう、部屋の中を漁っているのだから。

所詮、水商売出身の女だ。

毎月手当てを渡している以上、

恋愛関係でないのは十分承知している。

でも、ひいてしまった。

思いっきりひいてしまった。

やっぱり金か。

つらいけど、自分の責任。

つらくないふりをしよう。

俺は奴隷じゃない。 社長のおもちゃでもない。


もう、いい加減に思いつきで仕事を押し付けるのは

やめてくれ!!