第38回(平成18年度)社会保険労務士試験の講評
本エントリのタイトルにあるようなワードで検索してこのblogに辿りつく方が結構いらっしゃいます。もう30何時間後の発表ですからボーダー付近の方は気もそぞろという感じなのでしょう。
で、その結果として「DCプランナーの講評も公表されたら見てよね」的なエントリ が目に入るわけですから、期待外れもいいところです。
そんなわけで遅まきながら軽い講評をしてみましょうかねと思い、久しぶりにエントリを書いてみます。
第38回(平成18年度)社会保険労務士試験の講評
<選択式>
総得点に関しては、まぁ28点ぐらいは取っておいてよ、ということであまり問題となるところではないと思われますので、専ら論点は救済科目の有無についてでしょう。
「社一」には大いなる議疑問が含まれており、「労災法」は難しいので、これら2科目については2点救済があることでしょう。
ちなみに、「労基法・安衛法」についても疑義問(B)がありますが、試験センター「社会保険労務士試験の試験問題誤りについて 」においては疑義問としては取り上げられませんでした(*)。このことから「Bは③か④のどちらか一方のみが正解になる」と推定されるわけです。
私は一応本則どおりの④が正解だと考えた わけですが、もちろん法附則の③が正解である可能性も否定できず、こればかりはふたを開けてみないとわかりません。
(*)合格者数の調整の観点からわざわざ疑義問として取り上げる必要がないと判断された場合には、実施者サイドには積極的に公表するよりもうやむやにするインセンティブの方が強いと判断されるので、そのため公表されなかったのかもしれません。それに伴って、「これで勘弁してね」という意味合いで総得点が27点以上となることも考えられます(国家試験って怖いですね)。または予想外の2点救済が行われる可能性も否定できません。
<択一式>
私が解いてみたところ、正答肢の導出について皆目見当がつかないというような問題は少なかったように感じられました(あ、私としてはもちろん、勘で当てたとか間違った理由付けで正解したというものもありますよ)。実力者はかなり(8割以上)取れる、地道に基本事項・過去問を重視してきた人も結構(7割以上)取れる問題であったというのが、データに基づかない個人的な感想です。
というわけで、総得点としては昨年度試験の「43点以上」よりも高くなると思われ、「44点以上」といったところではないかと思います。
3点救済の科目の有無については、はっきりとはわかりません。
受験者平均の低かったと聞く「労基法・安衛法」について、高得点者のうちで4点キープできなかった人の割合はそこまで多くはなかったんじゃないのかな、というのがデータに基づかない個人的感覚であるわけですが、それに基づくと、救済は「まぁ無きにしも非ず」というところであまり期待はできないのかなと思います。
「一般常識」については、労一が難しく社一が簡単という、昨年度と同じ構成でしたが、5点又は6点の得点比率が多かったのではないかというのがデータに基づかない個人的な感覚です。したがって、救済はないのではないかと思われます。
「厚年法」については、個人的にはなかなか苦労したところで、また個人的に疑義ありと思われる問題が2問(問3 と問8 )ありますので、3点救済が「まぁ無きにしも非ず」という程度(とはいってもその可能性は「労基法・安衛法」よりもさらに薄い)である鴨というところです。
<番外>
きょうび可能性がどうしたとかいうのもどうかと思う観点からは、
選択式 総得点 27点以上(各科目3点以上。ただし、労災法及び社一は2点以上。)
択一式 総得点 43点以上(各科目4点以上。)
の潔さの右に出るものはないと感じます。
<合格発表について>
社会保険労務士試験センター 社会保険労務士試験オフィシャルサイト
でも発表が行われますが、
の方が早いです。
「号外(256号)」に載ることになります。
たしか午前8時半ぐらいから閲覧できると思います。