「珍獣 直子」シリーズが、ジワーッと人気ですが(笑)。

その①は、こちら

その②は、こちら

その③は、こちら


俺は、裸で直美と抱き合うだけで満足していた時は、まだ自分のことを否定している時期でもありました。

そして、チン ○ンがないこと=男への憧れも強い時期でもありました。

俺と同じ性同一性障がいの人は、よく「ペニパン」を履いて、せ っ○すする人もいるんですが、俺はどうしてもそれが出来なくて。

なんかね、ないってことを誇張しているように思い込んでしまって・・・。
俺には、ない ない ない
ってね(笑)。

でもね、だんだんこれも、自分を大事にし許していけたら、考え方が変わってきて・・・。
ないことを探したって何も変わらない、
今ある・出来ることに焦点を当ててみたら、結構いろいろとあるじゃんって気がつくようになったんです。

そして、挿れるだけがせ っ〇すではない。
そして、射精することが本来のせ っ〇すの目的ではないということも・・・。

俺は、男の人とのせ っ〇すも経験し、
俺自身がエロいってことも増強し、
元ダンナとの性生活は、かなりの期間、結構満足していたんですね。(最後は、気持ちがついていかなかったので、グダグダでしたが笑)

この「満足」ってことを考えた時、
射精がどうたらこうたらは、二の次だわって今更ながら気がついたんです。


俺の気持ちよさは何か?
今以上の気持ちよさを求めるにはどうしたら良いか?
直美も気持ち良くなるためには、どうしたら良いか?

ホルモン注射の作用も助け、
俺のエロへの問いかけはだんだんエスカレートし、それと同時に、どんどん俺自身への核心へと迫っていっていることに気がつきました。

そして、変な怖さがありました。

「俺のちっちゃい、ちん〇んを触ってと言ってしまったら、直美に嫌われるのではないだろうか?」

もう、この一言を言うのに、何ヶ月費やしたかな(笑)

毎回言いたい衝動に駆られるのに・・・言えない。

まだ、俺自身に男でなければならないという思いも強く、
そして直美に嫌われたくないという思い込みのため、手放せない。

手放した先には、今まで以上の喜びが待ち受けていることも分かっているのに・・・。

毎回、二人で裸で抱き合い、気持ちいいはずなのに・・・結局俺は、自分で最後は満たしている・・・だんだん、気持ちいいはずのせ っ○すが、虚しさしか残らなくなりつつありました。

これでは「二人で愛し合うせ っ○す=お互いの生を感じるせ っ○す」ではない・・・
ある夜の営み中、俺は思い切って直美に言いました。

「俺のちん○んも触って」と。


もうちょい続きます(^^)

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