ヨーロッパの生ハム工場、ワイン工場。
日本の酒蔵、日本酒、しょうゆ蔵、味噌蔵。
これらに共通することはなんでしょうか。
答えは、壁に漆喰が使われていることです。
漆喰内部はアルカリ性なので、コウジ菌だけしか生きられません。
漆喰の中ではモノは腐らずに発酵します。
豚肉に塩水をつけて1年間ほど漆喰の部屋の中につるしておけば、それだけで生ハムになります。
(※生ハム工場内でのことですので、ご自宅のお部屋では試さないでくださいね)
しかし、壁にビニールクロスが貼られた部屋に豚肉を1年間つるしておいたらどうなるでしょうか。
間違いなく腐敗しますよね。
食べ物には時間がたてば菌が繁殖します。人体に取りこんでもいいものであれば『発酵』になりますし、悪いものであれば『腐敗』ということになります。
この例だけを見ても、人が住みやすい空間はどちらかおわかりいただけるのではないでしょうか。
昔から食べ物や飲み物とつながりの深かった漆喰壁。
食べ物は人体の中に入るものですが、空気も人体の中に入るものです。
漆喰が塗られたお部屋に入れば、嫌なにおいがない、呼吸するのが楽な澄んだ空気を感じることができるでしょう。
人と漆喰の関係はかなり長く、深いものです。
石油系の建材が多用されている昨今の住宅でも、室内壁だけは自然素材である漆喰を用いることで、人にやさしい環境を手にすることができます。
まずは漆喰というものがどういうものか、知って頂ければ幸いです。
