主な登場人物…俺(くろま)、家畜、けーほう


はじめに、徳井青空さんご結婚おめでとうございます。


特急を退避するキハ143を横目に池田を出発。車内BGMはもちろんやりますねぇのうた。

この後は停車駅と停車時間から見て3~4発は撮影できる予定。


十勝川を渡った頃、車内ではバナナ饅頭争奪戦が起こっていた。殺し合いの末、俺とけーほうが1番沢山の饅頭を食べていた。家畜の金で食べる飯は美味い。俺らはニッコニコ


次の撮影地は清水町内、舗装されていない道をボコボコレンタカーで進む。ラリージャパン十勝清水の如く土煙を上げながら進み、程なくして見えてきたのは数台の車とオタク、ゲバ、キャタ…"今のところ"今日1番の人出だった。

先に到着していた皆様の隙間に入れてもらい、モノを待つ。遠くから踏切の音が聞こえ、皆が静まり返る。煙を吐きながら深緑のDEが近づいてきた。



後から見たらキャブ串ってたし紐い。うんにゃ

家畜はピン甘だったらしい。けーほうは知らん。

ディーゼルの残り香の中、「増田山行くぞ」と家畜が言う。初耳やぞお前

「増田山で俯瞰して、新得停車中に抜いてトマムでシェルター飛び込みを撮ろう」

皆がその案に納得した。撮れるかは知らんけど。


清水町を後にし、ふと周りを見ると前も後ろも全てオタクカー。いかにも追っかけって感じ。


新得町に入り、農業試験場の脇を通り抜けて鹿よけゲートにたどり着く。一日に車が何台も通るような場所ではないはずなのにICのようで爆笑。

「今まで優しくしてあげたんだから頼むよ~」と家畜がボコボコヴェゼルに声をかけ、ラリージャパン新得が開催される。土煙を上げ、レンタカーの車列がぐんぐん山を登っていく様子は地元民が見たらどう思うのか。有名撮影地だから慣れっこなのかな


↓ここから先、ほぼ完成してたのにデータ飛んで書き直しになり地下鉄内で癇癪起こした↓


山頂に到着。木で隠れているとはいえ根室本線の特大ループの主張が美しい。セッティングをしていると後続の車のうちの1台の様子がおかしいことに気づく。

「ホイールカバーがない!」

声につられて振り返ると、たしかにホイールむき出しの車が止まっていた。ラリージャパン新得でやられたらしい。

しばらくして山の中から笑い声が聞こえてきた。どうやらカバーを見つけたみたい。安心したのもつかの間、「あれパンクしてない?」

よくよく確認するとたしかに空気が抜けている。この2日連続でタイヤ関連のトラブルに出くわすとは…

「増田山はレッカーこれないよな」「ヘリで空輸できないの?」「そもそも電波なくね」と会話しながら、とりあえずモノを撮影。

カス写真すぎたので省略。


撮影が終わると救援活動が始まった。仕切ることができる人がいたのが幸い。

そして当該車の荷物と人を他の車に振り分け軽くし、当該車は先導を1台付けて安全に山を下りることになった。

我々の車はオタク救済臨として使うことになったので、急遽ゴミ屋敷と化した後部座席を片付ける。


さすがにこれじゃあね

後部座席の復旧が終わり、荷物と振替オタクを積載した我々のヴェゼルはバーストすることなく増田山を脱出した。

麓で当該車と合流し、市街地のガソリンスタンドへ向かう。当該車を点検してもらっているのを眺めていると、レンタカー屋から電話がかかってきた。喧嘩しようや

家畜がタイヤ代についてゴネまくっている間に当該車の点検は終わり、発車していた。無事に帰れたみたいでよかったです。

結局レンタカー屋との話はつかないままだった。


数十分遅れで新得を出発。救援と店へのイライラで、誰もトマムで撮る予定は覚えていなかった。そもそも間に合ってなかったし。

道東道に乗り、バーストした地点を横目に癇癪を起こしながら追分駅へ向かう。俺は新得を出てすぐに小便をしたくなり、我慢の限界だったため駅に着いた瞬間に機材をけーほうに押し付けてガンダでトイレへ。

キハ143はまだ到着していなかった。どうやら遅れているらしい。追分から車に乗るオタクと合流し、モノを待つ。中線に入らねえかなと全員が思っていたがもちろん2番線に入線した。



スナップだなんだと色々撮り、車に乗り込む。

オタクフル積載の車はかなり狭く、ヴェゼルなのにアウシュヴィッツ、令和の奴隷船と化したボコボコヴェゼルは最終目的地、上野幌へ向かった。


元々上野幌へ行くのは冷やかしのつもりでいたので、談笑しながらのんびりホームへ上がると


多い、多すぎる


とんでもない数のオタクがホームにいた。

我々はセッティングもそこそこにお喋りをしたり集団ソイポをしたりしてバカ笑いしていた。俺は会話の流れで、反射的に「マチコイクー‼️」と叫んだら他のオタクとハモってしまい大爆笑。先生、俺死にたいんすよ

ガチャガチャしてたらモノが入線してきたが、停止位置が想定より手前だった。


「前進!前へ!!」


暗闇で誰かが叫ぶと同時に、全員が適正位置へ突撃。大和男児は昔から変わっていない。


俺に至っては、待機中にお喋りに夢中でカメラの電源を切り忘れていたらしく、前進した瞬間にバッテリーが切れた。バーーーーーーーーカ死ね


そして深緑のDE10はハイビームでオタクたちの横をすり抜け、苗穂へと走り去って行った。

ズラズラと改札から排出されるオタクたち。地元の高校生かわいそう。

全ての撮影を終えた令和の奴隷船は各駅で帰宅希望オタクを下ろし、ラーメン屋虎鉄へ。楽しく腹を満たし、いよいよ帰宅。


後日、家畜からLINEが来た。



日本の勝利である。万歳!!

家畜…お前の苦労をずっと見てたぞ 本当によく頑張ったな?レンズ返せ


そんなこんなでトラブル起きまくりの遠征は終了。お会いしたオタクの皆様、読んでくれた方、ありがとうございました。