敏感肌に優しい日焼け止めの選び方について詳しくご紹介します。

  1. 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル):日焼け止めの成分は大きく分けて、紫外線を吸収する「紫外線吸収剤」と、紫外線を反射・散乱する「紫外線散乱剤」の2種類があります。敏感肌の方は紫外線吸収剤に反応しやすいことがあるため、「紫外線吸収剤不使用」の表記がある商品を選ぶことをおすすめします。

  2. SPF30、PA++程度:日焼け止めにはSPF値とPA値が表示されています。これらの値が高いほど、紫外線から肌を守る効果が高まります。日常生活での使用には、SPF30、PA++程度の商品が適しています。

  3. 保湿効果:敏感肌は乾燥しやすい傾向があります。そのため、保湿成分が配合されている日焼け止めを選ぶと、紫外線対策と同時に肌の乾燥も防ぐことができます。

  4. 石鹸で落ちるorお湯オフ対応:敏感肌の方は肌への負担をできるだけ抑えたいところ。石けんで落とせる、またはお湯オフ可能な日焼け止めは、クレンジングによる肌への負担を軽減できます。

  5. ウォータープルーフの有無:ウォータープルーフの日焼け止めは、汗をかく季節や水辺でのレジャーなど、日焼け止めが落ちやすいシーンでの使用がおすすめです。ただし、ウォータープルーフの商品は落とす際にクレンジングが必要になることが多いので、その点はご注意ください。

以上のポイントを参考に、自分の肌に合う日焼け止めを見つけてみてください。肌は一人ひとり異なるため、自分に合った商品を見つけることが大切です。そして、新しいスキンケア商品を試す際には、必ずパッチテストを行ってから使用しましょう。これからの季節、紫外線から大切なお肌を守るために、日焼け止めを上手に活用してくださいね。

 

敏感肌におすすめの日焼け止めは?

敏感肌の方におすすめの日焼け止めは以下の通りです:

エトヴォス|ミネラルUVアクアプロテクター[限定品]:刺激や乾燥を感じやすい敏感肌を考慮して生まれた“プロテクト&ケア”ラインの新UVケアクリーム。紫外線のみならず、大気中汚染物質や乾燥からも肌を守り抜く。

FTC|ナチュラル UVクリームX:紫外線吸収剤フリー、石けんオフ可能。UV耐水性☆☆で、水に濡れるシーンでも安心。

ディセンシア|フローレス UVプロテクター:敏感肌のための処方や使用感を追求。多量の紫外線を浴びる酷暑ヤケが肌不調を長引かせる“肌バテ”につながることに着目。

オルビス|オルビスユー トリートメントプライマー ブルーミングイエロー[限定色]:潤いの膜でハリ感を高め、イエローカラーで赤みをオフ。

HACCI|日焼け止めミスト MJ[限定品]:太陽の下でもストレスフリーで過ごせる!毎年大人気のUVコレクションが今年もお目見え。紫外線のみならず、アンチポリューション効果までも併せもつノンケミカル処方の全身用UVケアミスト。

ヴェレダ|エーデルワイスUVプロテクトミルク:スイス・ドイツ・日本で初の共同開発を実現。全身用UVケアミルクが、世界中の大気汚染物質や過酷な紫外線など、グローバルな視点を取り入れて進化。

  1. ピエール ファーブル ジャポン アベンヌ|ミルキープロテクター UV:家族みんなでシェアできる優しい使い心地。潤いバリアが低下しやすい敏感肌のために作られたUVケアミルク。

これらの商品は、敏感肌の方にとって優れた選択肢となるでしょう。ただし、肌の状態は個々に異なるため、自分の肌に合うものを見つけるためには試行錯誤が必要です。また、使用する前にパッチテストを行うことをおすすめします。

 

敏感肌の方が日焼け止めを選ぶ際には、以下のような成分に注意することが推奨されています:

敏感肌に優しい成分

  1. 酸化亜鉛(ZnO):物理的なUVフィルターで、UVAとUVB両方のスペクトルをカバーします。肌に優しく、アレルギー反応リスクが低いため、敏感肌や赤ちゃんにも使用できる日焼け止め成分として広く使われています。
  2. 酸化チタン(TiO2):物理的なUVフィルターとして作用します。肌表面に塗布された酸化チタンは、紫外線を反射・散乱することで肌に届く紫外線を減少させます。酸化チタンは比較的低刺激性の成分であり、敏感肌の方にも適しており、皮膚の刺激やアレルギー反応のリスクが比較的低いため、肌に優しい日焼け止め成分として広く使用されています。
  3. アロエベラエキス:保湿効果や抗酸化作用があり、日焼け後の肌荒れや炎症を防ぐとされています。また、敏感肌にも優しいとされる成分で、日焼け止めに配合されることがあります。
  4. グリセリン:保湿成分のひとつであるグリセリンは、肌に潤いを与える効果があります。日焼け止めに含まれる場合、紫外線から肌を守るだけでなく、肌の乾燥を防ぐことができます。
  5. ビタミンE:抗酸化作用があり、紫外線による肌へのダメージを軽減することができます。また、肌の潤いを保つ効果もあり、敏感肌の方にも適した成分です。

敏感肌が避けるべき成分

  1. オキシベンゾン:化学的なUVフィルターで、日本の化粧品類にも使用される紫外線吸収剤の1つです。しかし、環境ホルモン作用がEUで問題視されており、肌への吸収性も高いことから、他成分への代替えが進んでいます。
  2. オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル):化学的なUVフィルターで、オキシベンゾンと同様に、EUでは環境ホルモン作用が問題視されている成分です。
  3. ホモサレート:化学的なUVフィルターで、UVBをブロックし、UVAの一部もカバーします。しかし、日本ではあまり使われていない成分です。
  4. オクトクリレン:化学的なUVフィルターで、UVBをブロックし、UVAの一部もカバーします。しかし、日本ではあまり使われていない成分です。
  5. パラアミノ安息香酸:化学的なUVフィルターで、UVBをブロックします。しかし、皮膚刺激やアレルギー反応を引き起こすことがあり、現在はほとんど使用されていません。
  6. 鉱物油(ミネラルオイル):保湿効果や皮膚バリア機能の向上に役立つ成分ですが、敏感肌の方にとっては肌トラブルの原因となることがあります。
  7. アルコール:一部の日焼け止め製品にはアルコールが含まれていることがありますが、敏感肌の方にとっては刺激となる場合があります。
  8. 香料・合成香料:香料や合成香料は、多くの日焼け止め製品に使用されていますが、敏感肌の方にとって刺激となる場合があります。

これらの成分が入っているから絶対にダメというわけではなく、あくまで敏感肌を対象とした場合の成分評価になります。日焼け止めを選ぶ際には、自分の肌質やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。また、使い始める前にはパッチテストを行って、肌への刺激がないか確認しましょう。これからの季節、紫外線から肌を守るためにも、敏感肌に優しい日焼け止めを活用してください。

日焼け止めは顔だけでなく体全体に塗るべき?

日焼け止めは顔だけでなく、露出している体全体に塗ることが推奨されています。特に、日差しが強い季節や時間帯、または屋外での活動時には、手や腕、足などの露出部分にもしっかりと日焼け止めを塗布しましょう。これにより、紫外線による肌ダメージを防ぎ、シミやそばかす、皮膚がんなどのリスクを低減することができます。また、日焼け止めは数時間ごとに再塗布することが重要です。汗や水、摩擦により日焼け止めが落ちてしまうため、こまめな塗り直しを心がけてください。ただし、敏感肌の方は肌に合う日焼け止めを選ぶことが大切です。肌に合わない日焼け止めを使用すると、肌トラブルを引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。日焼け止め選びのポイントについては、先ほどお伝えした通りです。これからの季節、紫外線対策をしっかりと行い、美しい肌を保ちましょう。