終焉を望むモノ達へのレクイエム | からくり万華鏡 ~二次元スピ・ライター(本家) の、日常フィジカルアセスメント(笑)~

からくり万華鏡 ~二次元スピ・ライター(本家) の、日常フィジカルアセスメント(笑)~

くるりと回せば世界が変わる。
光と闇。陰と陽。嬉と怨と……。
くるり、くるくる回していけば。
幾万、幾億のうたかたが。
夢の中へと。
あなたを誘う……。

私は。
 
今回の事を通して。
 
私が感じている『怒り』の理由と。
 
ずっと、ずっと向き合い。
 
ずっと、ずっと考えてみた。
 
そして。
 
私の『怒り』の理由は。
 
気付いてみれば。
 
とてもシンプルで簡単だった。
 
私は今回の該当者を見ているようで。
 
見ていなかった。
 
私が該当者を通してずっと見ていたのは。
 
かつて。
 
該当者がしようとした手段を完遂した人々であり。
 
『自分自身の存在を、否定され続けた時に負った心の傷』が。
 
膿み腐り。
 
腐臭を放っていることから。
 
ひたすら目を背け続けている人々だったのだ。
 
私は常に。
 
何故だか分からないが。
 
彼女(彼)達が抱え。
 
日ごろ。
 
見て見ぬフリをしつづけている。
 
『自分自身を、否定され続けた時に負った心の傷』を。
 
刺激し、疼かせる存在だった。
 
故に。
 
いついかなる時も。
 
彼女(彼)達にとって。
 
私は。
 
『自分を否定する存在であり。
 
かつて。
 
彼女(彼)達の無意識領域において。
 
当時の『心の傷』を負わせた相手に。
 
直接、向けられなかった。
 
その時の憎悪をぶつける対象であり。
 
復讐の対象としか
 
認識されていなかった。
 
彼女(彼)達の常套手段は、パターンしている。
 
あまりにも同じな為。
 
皆が皆。
 
実は知り合いレベルではないかと。
 
疑いたくなる程だ。
 
彼女(彼)達は、本当は知っている。
 
自身が抱える心の傷が。
 
すでに膿み腐り、腐臭を放っていることを。
 
だからこそ。
 
自らが『穢れ』た存在だと周囲に気づかれることに。
 
とてつもない恐怖と、嫌悪の念を抱いている。
 
故に彼らは。
 
自身が憎悪し、復讐の対象と認定した相手を。
 
自身がいかに。
 
『清らかで美しい存在であるか』という、存在証明の為に。
 
引き立て役として利用し。
 
自身が引き受けるべき。
 
『穢れ』を押し付ける役として利用することに。
 
とても長けていた。
 
そして最後には必ず。
 
こう、締めくくる。
 
『私一生懸命やったのに。
めたぼCatさんは、そんな私責めた。
非難した。
それが、とても辛くて悲しい。
もう、立ち直れない……』
 
彼女(彼)達は。
 
本能的に知っているのだ。
 
どうすれば。
 
自分自身が抱えた心の傷と。
 
『同質の傷』を負った者達が。
 
自身の言動に反応し。
 
響鳴反応を引き起こせるのか。
 
だから。
 
彼女(彼)達は必ず。
 
この、覚醒呪文の言の葉を用いていた。
 
私がその心の傷を直接刺激し、疼かせることがなかった。
 
『同種の傷』を持つ者達も。
 
『覚醒呪文の言の葉』の効力にかかると。
 
無意識領域の中で。
 
『自身の心の傷を刺激するかもしれない危険人物』
 
として。
 
私をマークし始め。
 
それまでなら。
 
まったく気づかなかった、私の言動の。
 
一つ一つから。
 
わざわざ。
 
自身の心を刺激する言葉や。
 
行動を探し出し。
 
自ら望んで
 
今までガードし続けていた『心の傷』を。
 
その言葉や行動で。
 
敢えて
 
刺激に晒させる。
 
そして。
 
『同質の傷』を持つ者達は。
 
やはり決まって。
 
こう言うのだ。
 
『○○さんの話はやっぱり本当だった。
彼女の話を注意して聞いてると。
あの人、本当に嫌味な言い方しかしない。
 
なんていうか。
行動もよくよく見てると。
当てつけ構しいっていうか……。
 
そりゃ。
○○さんが傷つくのも。
当たり前よね。
○○さん、可哀想に……』
 
 
 
『覚醒の呪文』を使った彼女は。
 
決して、何も悪くない。
 
彼女はただ。
 
自身を否定された哀しみを。
 
ただ、周囲に認めて欲しかっただけ。
 
自身を否定された屈辱と辛さを。
 
ただ、周囲に認めて欲しかっただけ。
 
そして、ただ。
 
自身を否定された、怒りと憎しみを晴らす為の
 
仲間を求めただけ
 
だから、決して。
 
彼女は何も悪くない。
 
そして。
 
『彼女の怒りと憎しみを晴らす手助けをする』という。
 
いわば。
 
正義の鉄槌を下す役目に、自ら志願した者達も。
 
決して、何も。
 
悪くはない。
 
彼女(彼)達はただ。
 
『正義の鉄槌を下す』という、清らかで尊い使命の裏に。
 
自身がかつて受けた。
 
『自身の存在を否定され続けた時に負った傷』や。
 
今現在。
 
どこか別の場所で。
 
『自身の存在を否定され続けている痛み』によって、受けた。
 
哀しみや屈辱や辛さ。
 
そして。
 
怒りと憎しみとを。
 
彼女が振り下ろす正義の鉄槌に載せて。
 
一緒に振り下ろしたいだけだということに。
 
気づきたくないだけ。
 
何故なら。
 
彼女(彼)達は。
 
そういう方法でしか。
 
哀しみや屈辱や辛さ。
 
怒りや憎しみを。
 
浄化する方法を知らないのだから
 
その都度。
 
浄化していかなければ。
 
いずれは嫌でも。
 
絶対に気づきたくない。
 
『自身の存在を否定された時に負った傷』と。
 
向き合わなければいけない時が。
 
訪れてしまう。
 
彼女(彼)達が。
 
自らの(ごう)から、目を背け続けるには。
 
これしか方法がないのだから……。
 
だから、決して。
 
彼女(彼)達は何も悪くない。
 
そして、私は。
 
長きに渡り、ずっと。
 
彼女(彼)達の怒りと憎しみの対象となり。
 
穢れを請け負う存在として。
 
ずっと。
 
引き立て役として。
 
踏み台としての役を。
 
演じ続けていた。
 
何故なら。
 
それらの役のみを引き受け。
 
演じ続けなければ。
 
私の居場所はそこには無いと。
 
 
 
期待した役割をまったく演じられない
 
まるっきりの役立たず。
 
 
 
そう、彼女(彼)達にジャッジれた時点で。
 
処分され、そこから排除される。
 
無意識領域の中で。
 
認識していたのだから。
 
だから、私は。
 
彼女(彼)達からどんなに。
 
腐敗臭を放つ醜い汚れ役を押し付けられても。
 
どんなに負荷をかけて踏みつけられても。
 
演じ続けなければいけなかった。
 
けれど。
 
その認識は。
 
どうやら間違っていたようだ。
 
私は。
 
私の意思で。
 
私が演じていると思い込んでいた。
 
けれど。
 
事実は違っていた
 
私は。
 
私自身がその役を請け負うのと同時に。
 
自分自身の心が完全に死なないように。
 
保険をかけていたのだ
 
私は、私の心から。
 
その一部分を切り離し。
 
彼女(彼)達への生贄として差し出していた
 
たとえ。
 
生贄として差し出した『私の心』の一部が。
 
彼女(彼)達から受ける。
 
怒りと憎しみの鉄槌によって。
 
死んでしまったとしても。
 
私の心の本体は。
 
無事なままでいられる。
 
必要であれば。
 
また、そこから。
 
私は『私の心』の一部を切り取り。
 
彼女(彼)達への、生贄として差し出せばいい
 
切り取られ。
 
生贄として差し出された。
 
『私の心』の一部は。
 
黙って。
 
彼女(彼)達の怒りや憎しみを受け入れ続けた。
 
その肉を切り刻まれ。
 
その目をえぐられ。
 
口から内臓へと。
 
鋭利な槍を突き通されても。
 
ただ、ただ。黙って。
 
そのすべてを受け入れ続けた。
 
何故なら。
 
もしも。
 
 
『もう嫌だ!
こんなこと、されたくない!
痛いことはいや!』
 
 
そう、叫びをあげてしまったなら。
 
私は迷わず。
 
切り取られた『私の心』の一部に。
 
 
期待した役割をまったく演じられない
 
まるっきりの役立たず。
 
そんなレッテルを張り。
 
処分するのだから。
 
処分とはすなわち。
 
『死』を意味する。
 
だから。
 
『私の心』の一部は。
 
黙って耐えるしかなかった。
 
受け入れ続けるしかなかった。
 
何故なら。
 
私と同じように。
 
『私の心』の一部も。
 
 
 
 
 
死にたくなかったのだから
 
 
 
 
 
けれど。
 
『私の心』の一部は。
 
13年前のあの日と。
 
先日のあの日
 
気づいてしまった。
 
 
 
 
次の一撃を受けたら
 
自分は死んでしまう
 
 
 
 
 
だから。
 
必死で考えた。
 
次の一撃を受ければ。
 
自分は確実に死んでしまう
 
けれど。
 
避けて逃げれば。
 
やはり。
 
私に。
 
処分される
 
どちらを選んでも。
 
 
 
 
自分には『死』しか待っていない。
 
 
 
 
 
そして。
 
第三の選択肢を。
 
自ら探し当てた。
 
 
 
殺される前に、殺すしかない
 
 
もしも。
 
それがダメであったなら。
 
 
 
刺し違えてでも、相手の息の根を止めてやる
 
『私』が今まで味わってきた。
 
痛みと苦しみを。
 
思い知らせてやる!!
 
 
嗚呼。
 
私はなんて。
 
愚かで傲慢なのだろう……。
 
『私の心』の一部は。
 
生きたかったのではなく。
 
死にたくなかった。
 
自分を助けてくれる存在など。
 
この世界のどこを探してもいないことを。
 
『私の心』の一部は、既に悟っていた
 
死にたくないのであれば。
 
自らが闘い。
 
『敵』を屠り。
 
死なずに済む道を。
 
自分自身で切り開いていかなければならない。
 
私は。
 
『私の心』の一部を。
 
そんな瀬戸際まで。
 
追い詰めてしまった。
 
ぎりぎりの瀬戸際になっても。
 
私に助けを求めるのでなく。
 
自力で闘い、死なずにすむ道を切り開いた。
 
そして、私に。
 
自らの今の姿を見せつけた。
 
 
 
以前。
 
とある神社に詣でた時。
 
そこに祀られる『神』と感じた存在に。
 
こう、言われたことがある。
 
 
 
 
お前は『怒り』の沸点が高すぎる
 
嫌な事はいや。
 
辛いことはつらい。
 
そうやって。
 
1つ1つの感情を。
 
感じることを。
 
自分自身に赦してもいいのだぞ……
 
 
そして。
 
今回のことを通じて。
 
私は悟った。
 
私にとって『怒り』とは。
 
刺し違える覚悟をもって、臨むもの
 
その覚悟を必要としない不快な感情は。
 
私にとって。
 
『怒り』と認識する必要がない感情だった。
 
故に私は。
 
『怒り』の沸点が、高すぎるのかもしれない……と。
 
 
 
嗚呼。
 
私はなんと愚かで。
 
なんて。
 
業(ごう)が深いのだろう……。
 
私が『怒り』と感じるのは。
 
『私の心』の一部が。
 
刺し違える覚悟をもって臨む必要があると。
 
そう、認識できる時だけ。
 
そして。
 
そう、認識する必要があるのは。
 
かつて受けた。
 
肉を切り刻まれ。
 
目をえぐられ。
 
口から内臓へと。
 
鋭利な槍を突き通された。
 
あの。
 
己が『死』を間近に感じた恐怖の体験を。
 
想起させる何かが起きた時だけ。
 
だからこそ。
 
私が切り離してしまった『私の心』の一部にとって。
 
当該者がコメントに書き込んだ。
 
あの一言は。
 
まさしく。
 
『覚醒の呪文』の言の葉に。
 
相違無かった。
 
だからこそ。
 
私は今回の出来事を。
 
避けて通れぬ、通過儀礼として。
 
経験する必要があった。
 
いかに私が。
 
愚かで傲慢で、残酷な人間かを。
 
自分自身が認識
 
これから。
 
どう向き合っていくかを。
 
選択する為に……。