永野芽郁さん主演のフジテレビ系月9ドラマ「君が心をくれたから」をご存知でしょうか。



今季1月よりスタートした新ドラマです。



先週から第1話がスタートして、昨日1月15日(月)で第2話の放送がありました。



私は1話から見ており毎回号泣しているのですが、第2話で私の今後の生き方について関連する衝撃的なセリフがあり、とても影響を受けてしまいました。



ここからは内容のネタバレになるので、もしこのドラマを今後見ようと思っているのであれば、遠慮なく違うページに移っていただければと思います。











ドラマの内容を簡単に説明すると、



「君が心をくれたから」は、長崎県を舞台にしたファンタジーラブストーリーです。



長崎の風景やグルメがたくさん出てきます。



その中で、山田裕貴さん演じる朝野太陽が、交通事故に遭い病院に運ばれました。



容態はかなり重症で、正直助からない状態です。



その時、あの世からの案内人を名乗る男・日下(斎藤工さん)が現れ、「君が心を差し出すならば、今から奇跡を起こしてあげよう」と、逢原雨(永野芽郁さん)に告げる。



心を差し出すという意味は、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を差し出す(失う)という意味。



五感を差し出す代わりに、太陽の命を助けることを条件にしてきたのだ。



どれか1つ失うだけでも、生活に大きな支障が出てくるのに、その上目が見えなくなり耳が聞こえなくなるなんて、暗闇の中をずっと生き続けることになり、死んでしまったほうがマシではないかと思うほど苦しい未来が待っていると想像できます。



これのどこがファンタジーなのか?単なる地獄ではないかと視聴する側も絶望しました。



五感を失うと、本当は生き続けることができないと言う話もあります。



ドラマとは全く異なる1つのコラムを見つけたので、最後にリンクを貼っておきます。



話を続けますと、初回放送の第1話で雨はその条件を受け入れたので、絶望的だと言われていた太陽の容体が信じられないほど回復しました。



そして第2話の最後には、ついに一つ目の五感「味覚」が失われて、パティシエを目指していた道は閉ざされてしまった。



雨と太陽は高校の時に出会って親交を深めながら、雨はパティシエになり、人々を幸せにするお菓子を作る。



太陽は実家で営んでる花火職人になり、感動させる花火を作ると話し合い10年後の大晦日に開催される長崎の花火大会の日に再会しようと約束をしました。



しかし、東京に上京して洋菓子店などで勤務しながらパティシエになろうと努力をし続けていた雨ですが、過去のトラウマにより自分に自信が持てなく怒られてばかり。



上京して5年後に、洋菓子店を辞めてパティシエの道を諦めてしまいました。



太陽の方も花火職人としていろいろあり、1度は諦めたのですが…



最初に書いた私が影響受けたドラマの言葉なのですが、



雨が味覚を失った瞬間は、自分が作ったマカロンを食べていた時でした。



味覚がなく、涙がボロボロとこぼれ落ちていく姿は本当に見ていて辛いものがありました。



その時雨は言ったのです。



「何も味がしなくなった時、私の夢は終わっちゃったんだなって」



「もっと頑張ればよかった」



「あと1時間、30分でも良いから寝るのを我慢して勉強すればよかった」



「動画見たり、スマホを触ってる時間があるのなら、もっと必死に、もっと精一杯、他人に必要がないって言われても頑張ればよかった」



「それなのに、どうしてあの時簡単にくじけちゃったんだろう」



ドラマの中で、雨はなぜあの時パティシエの道を諦めてしまったのかと後悔をしていました。



五感を失う=絶望感



その時私が想像したのは、病気が進行して緩和ケアの病院に入っている自分でした。



いわば末期の状態の自分を想像しました。



きっとその時に、今の雨と同じ気持ちになると思う。



過去のこと、後悔しても戻ってこないし仕方がないと思うのですが、今できることを今やっていない自分を重ねてしまいました。



最近、薬の副作用もあると思うのですが、体力は格段に落ちているのを実感しています。



おそらく60歳位の体の状態なのかな?と感じております。



仕事帰りは体力が尽きてしまい、電車バスでも立っていられない位身体がだるい時があり、でも見た目や年齢は年配の方々よりは若いので席を譲ったりしておりますが、本当はずっと座っていたい、という気持ちでいます。



でも、その一方で命は有限です。



今できることをやるべきではないのかと思いました。



体力のなさやその辛さを理由に、他のことも後回しにしたり、作業を遅らすようなことをしていたことに気がつきました。



自宅でも、食事や仕事でパソコンに向かってる以外はほとんど横になっているのですが、



でも、その一方で少し体の調子が良くても甘えてしまってることも。



ドラマの言葉を聞いて、自分の甘えに気がついてしまいました。



私には仕事での目標があり、それに向かってずっと頑張っているつもりでいたのですが、よく考えたら全然頑張っていないのでは?と気が付きました。



仕事で抜きん出てる人は、見えないところで相当努力をしている。



目標を達成したいのであれば、身体がだるい時は仕方がないけれど、ちょっと調子が良い時にもっと頑張るべきなのではないかと猛省しました。



今、限られた時間で今やれることをやってみようと思います。



緩和ケア治療になったら、今のままでは絶対に後悔すると思う。



あの時、時間があったのになぜやらなかったんだろうとか、なぜあの時、あの人に返信しなかったんだろうとか。



自分が死ぬ時は、



あの時にやっておいてよかったなぁ。



自分の人生は良い人生だったなぁ。



そんなふうに思える人生をこれから送りたいと思います。



最後にフィクションではありますが、五感を失われた時のコラムをご紹介します。