なぜ美術館の照明は薄暗いか?
それは、光の明暗を利用して
☆強い光による作品劣化防止
☆スポット灯で作品を際立たせるため
☆より近くで集中し鑑賞させる心理操作
主な狙いは上記3つです。
が
そんな理屈、どーでもいいわっ!
と思わず冒頭で叫んでしまう感動
【色のチカラ】をテーマに活動中の
さとい あつこです。
エルミタージュ美術館展を鑑賞に
春上京時に六本木ヒルズ開催に行けず
以来、この日を待ち続け
内側から水分が染み出るような
今にも脈打ちそうな肌、
サテンとレースの繊細さ
ラファエロを彷彿する天使たちの頬。
花弁がはらりと落ちそうな薔薇の花。
聖マリアの・・・
幼少時代も展示されていました。
澄んだ瞳、瑞々しい素肌感・・・
あなたは・・・サマータイプ?
いや、若干ライトスプリングも!?
こちらはイエロー、ブルーとも
ベースカラーだけでなく素材感まで
それぞれに調和するものを。
パーソナルカラー誕生のずっと前。
既にこの時代から
調和美を芸術家は見抜いてる。
はぁ~
すごい~
感嘆の連続でした。
生命力を感じる美しいものが好き
静かな色調と命ある肌や体の躍動感
コントラストが活きる。
対象が持つ”本来の美しさ”を
丁寧に美しく描き出された
この時代の絵画がとても好きです。
どの作品も素晴らしかったのですが
中でも風景を描いたものが
個人的には胸に残りました。
中でも、その場から去り難かったのは・・・
アールト・ファン・デル・ネールの
『月明かりの川の風景』。
満月の光だけで、照らされた景色が
見事に表現されています。
近づくと静寂の中に奥行きを感じて、
自分がそこに居るかのような気持ちに。
長らく立ち止まり、見入った1枚でした。
個人的に深く記憶に残ったのは
本展覧会での風景画で描かれた
夕暮れや青空、夜空・・・表情豊かな空。
心の後ろ髪を引く存在感がありました。
最寄り駅までの道のりは、
その空の余韻が脳裏でこだまし、
寒いのに豊かで温かいような気持ちに。
訪れて良かった
きっと、期間がまだまだあれば
再訪しただろうと思います
今週日曜日まで。
ルネッサンス期がお好きな方にもお勧めです^^
混雑するかと思いますのでマスク必須で
今回の音声ガイドは又吉さん。一本調子なのが味(苦笑)!?
エルミタージュ美術館ってロシアなんですよね。
ロシアと言えば、なマトリョーシカ。
出口に彼のマトリョーシカが(一体だけ相方・綾部さん)