cats&docksapplause【RPG・道具の数】 | 猫さまと犬どのの読書日和

猫さまと犬どのの読書日和

猫さまと犬どのがまったりと小説紹介するブログ

【RPG・道具の数】

黒猫犬猫犬「どうもcats&docksapplauseです!」

犬犬「皆さんはゲームとかしますか? 私はね、結構する方なんですけどね」

黒猫猫「色々なゲームがありますよね、アクション、シューティング、格闘とか、最近ではFPSとか人気なのかな?」

犬犬「そんな色々あるゲームの中でも、特に好きなのがRPG。まあ、はっきりと名前は言えませんけど、ドラゴンがつくあれとかね」

黒猫猫「ああ、クエスト的なあれですね。あれね、確かに人気作ですし、面白いと思いますよ私もやったことあります」

犬犬「そうなんですか! やっぱりいいですよね、成長していく過程とか各所で事件を解決していくところとか、本当に冒険をしている感じになりますよね!」

黒猫猫「いや、でもね、私疑問があるんですよね」

犬犬「疑問ですか? まあゲームですから多少の矛盾はしょうがないと思いますけど、どんな疑問ですか?」

黒猫猫「ゲームの主人公って【どうぐ】というかアイテムを持てるわけじゃないですか?」

犬犬「そうですね。まあ、だいたいのRPGではアイテムとかどうぐとか言って、物を持てるわけですね。これって、冒険には不可欠の要素なわけです。いくら何でも手ぶらでは冒険できませんから。何を持っていくのか悩むっていうが、また楽しいんですよね」

黒猫猫「確かにそうなんだけど、でも、わからないことがあるんだよね」

犬犬「何がわからないの?」

黒猫猫「ゲームの中の主人公が持てる【どうぐ】の数って限りがあるでしょ?」

犬犬「そうですね。これね、ゲームをやらない人はわからないかもしれないですけど、だいたいのゲームでは一人のキャラが持てる道具の数が決まっているわけです。なので、何を持っていくのかっていうのが重要になるんですよね。これ、当たり前のことじゃないの、だって何でもかんでも無限に持ち歩くのってリアルじゃ考えられないよ?」

黒猫猫「そうなんだよね、だけどね、よくわからないのよ」

犬犬「何がよくわからないの?」

黒猫猫「例えば、薬草ってどうぐがあるでしょ?」

犬犬「ありますね。体力を回復させる定番のどうぐですね」

黒猫猫「それって、どんなどうぐだと思う?」

犬犬「どんな?」

黒猫猫「いや、ほら大きさとか重さとか量とかさ」

犬犬「ああ、そういうこと。うーん、持ち歩けるくらいだし、薬草なんか最初の街で買える最も安い物だから、そんなに量はないんじゃないかな? せいぜいこんなもんかな?」

 

犬、手で大きさを示してみせる。

 

黒猫猫「それとさ、鉄製の鎧って売ってるじゃない?」

犬犬「売ってますね。色々なゲームで出てくるような定番の防具ですね」

黒猫猫「それって、どんな大きさ? 重さは?」

犬犬「まあ鎧ですし、結構大きいですよね? 大きさもあるってことも重さもあるでしょう?」

黒猫猫「それっておかしくない?」

犬犬「どうしておかしいわけ?」

黒猫猫「だって、ゲームの主人公の持ち物は薬草で一枠使って、同じように鉄製の鎧も一枠使うんだよ? これってどういうこと? 薬草と鉄製の鎧は同じ重さってこと?」

犬犬「えっ? そこ気にする?」

黒猫猫「気にするよ! 気になりすぎてモンスターと戦っていられないよ!」

犬犬「まあ、それはあれじゃない? 鉄製の鎧と同じ重さ……」

黒猫猫「もし、同じ重さなら大変な量の薬草になってしまうけど?」

犬犬「ああ、じゃあ、薬草側に合わせてみたら? 薬草と同じ重さの鉄製の鎧……」

黒猫猫「ペラペラだよ! そんな鎧はもはや服だよ! 鉄の服だよ!」

犬犬「鉄の服って何だよ。じゃあ、きっと道具袋に入れると平気なんだよ思うよ」

黒猫猫「鎧を袋に!?」

犬犬「盾とか、使わない武器とかも」

黒猫猫「盾とか使わない武器とか!? 何その袋!? っていうか、自分が着るくらいの大きさの鎧とかを袋に入れて運ぶ? そんなことある?」

犬犬「じゃあ、きっと魔法の袋なんだよ、いくら入れても大丈夫なんだ!」

黒猫猫「魔法の袋? いくら入れても大丈夫? 魔法だから?」

犬犬「そうそう、ほらこれで解決でしょ? きっと袋の中に入れると大きさが一定になるんだな。だから持てる数が鎧一個でも薬草一個でも同じ扱いなんだ」

黒猫猫「でも、重さは?」

犬犬「いや、だから大きさが変わるから」

黒猫猫「質量保存の法則があるし、大きさが変わっても重さは変わらない気がする! 草or鉄で同じ数しか持てないなんてやっぱり変じゃない!?」

犬犬「いや、ゲームだし、ファンタジーだし!」

黒猫猫「でも、そういうことならきっと鉄製の鎧と薬草は同じ重さなんだと理解するよ。ついでにいうなら、剣も盾も同じくらいの重さってことにする。アクセサリーも出てくるから指輪もネックレスも同じくらいの重さ」

犬犬「うん、まあ疑問を感じないわけにはいかないけども」

黒猫猫「それを運べるんだからきっと主人公はとっても力持ちってわけだ。なるほどね、これは世界も救えるわけだ!」

犬犬「いや、腕力だけで世界を救えたら苦労はないんだけどね。って、そこには疑問を持たんのかーい」