愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。

 

 新約・ヨハネの手紙3章2節

 

2024年7月13日 ケーキ屋さんのすぐそばにて 筆者撮影

 

 これはダスカロスの書いた数ある本のなかでもわたしの愛読書のひとつである『エソテリック・プラクティス』の一節である「光のボールを使ったヒーリング」の冒頭に引用された聖書の言葉です。

 

 ヒーリングを起すのは、施術者ではなく、大天使や天使であることがここからもうかがえます。ヒーラーの立場であろうがなかろうが、実際に奇跡や恩寵が起るとすればそれは愛からの祈りに尽きる。そうした謙虚な理解でしょうか。

 

 上の部分につづく文章をちょっと引用します。

 

 サイコセラピストが光のボールをつくり、それを投影する方法を学べば、遠隔ヒーリングによって、より多くのヒーリング・ワークができるようになります。そのためには、「心の落ち着きを失ったパーソナリティーの状態を回復させる」という真剣な願いを光のボールに込めて、ヒーリングを目的としたエレメンタルをつくる訓練が必要です。こうした光のボールをつくることによって、個人、家族、あるいは社会全体を援助することができます。サイコ・セラピストは、それぞれの症状に合った色で光のサイコ・ノエティカルのボールを視覚化する訓練を積まなくてはなりません。(引用ここまで。下線は引用者による)

 

 また、ダスカロスは、つぎのようなことを述べています。

 

 光のボールをつくることは、いわば祈りに等しい行為です。では、「祈り」とは何でしょう? それは、一言でいうと、天使のエレメンタルをつくることなのです。

 

選曲: 言海 調  コペンハーゲン生まれでベルリンを拠点に活動するアグネス・オベル

 

 だいぶ以前にもここでダスカロスのヒーリングを紹介したことはあるんですが、今なぜまた話題に取り上げたくなったのかというと、それはみんなのなかに不安の想念が湧いてきているのをとても感じるからなのです。

 

 きのう見たSNSの発信に、こんなことが書かれてありました。「公園に行ったら外国人ばかり。日本語以外のさまざまな言語が聞こえる。何箇所かにわたって設置された監視カメラ。その場にいるわずかな日本人がなんら違和感を感じていない様子。なにもかもが不自然と感じられた。そして、なにかがまきちられた異様な空。また、今年から来年にかけてなにかが起るといっている預言。なにも起きないとたかをくくりながらもなにかが確実に侵蝕してきている……」と、いうようなことです。

 

 あるいは、この秋に来たるべきイベントの話題に触れながら、やはり不穏なものを感じとっている……。そんな表現をしている例も二三、目に飛びこんできました。

 

 どうしたらよいのだろう。そう考えたときにおもいついたのがこれだったというわけです。(なお、光のヒーリングボールの作り方などの具体的実践のためのエクササイズは7月16日発刊予定の有料メルマガ『からだと心と魂を豊かにする読書生活』~第2巻1号・通巻8号→登録ご希望の方は以下のページからどうぞ~にて順次、詳述・紹介してゆく予定です。


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シュタイナー、ダスカロス、言霊学、神代学、占星学、日月神示、由来記(肝川龍神)、日本の歩むべき道

 

 わたしたちが一生のあいだに使える生命の糧であるエーテル(マインド)・バイタリティーを無駄な思考や有害な思考・感情に浪費することなく、建設的なことに使ってゆくことが、「7つの約束」にのっとった創造的な生き方になるのかなとおもいます。

 

7月13日 お誕生日の日に

 

 

7つの約束

 

 私は、自分自身に約束します。

 

いつどこにいても、私もその一部である「絶対無限の存在」(下の用語集1をご参照のこと)に、心をこめて奉仕します。

 

. いつどこにいても、私には「神聖なる計画」(用語集2)に奉仕する準備ができています。

 

. いつどこにいても、またどのような状況にあっても、私は「神聖なる贈り物」である思考と言葉を正しく使います。

 

. 最も賢明な「神聖なる法則」(用語集3)が与えてくれる、あらゆる試練と苦難に対して、私は不平不満を言うことなく、忍耐をもって受け入れます。

 

. 私に対する人々の行動がどのようなものであっても、私は心と魂の奥底から、誠意をもって兄弟姉妹である隣人を愛し、彼らに奉仕します。

 

. 私のあらゆる思考・願望・言葉・行動が神聖なる(法則→)意志と完全に一致することを目的として、毎日絶対無限の存在について瞑想し、熟考します。

 

. 私のあらゆる思考・願望・言葉・行動が神聖なる法則と完全に調和したものであるかどうか、毎晩、確認します

 

【訳注】七つの約束 ダスカロスが7歳の時に、ヨハナン(聖ヨハネ)から授けられたもので、その時以来、真理の探究者の誓いの言葉となった。特に7番目は「内省」と呼ばれ、真理の探究者にとって日々必須の自己分析エクササイズとなっている。

 

『真理の言葉』スティリアノス・アテシュリ博士(ダスカロス)の講演録より撰集 (2011 7 7日初版第1刷 発行)一部(4や6)について、『エソテリック・プラクティス』の同じく『7つの約束』の訳文と比較検討し、校訂を加えてあります。→その後、六番目につき再修正をかけて神聖なる「法則」を「意志」に戻しました。

 

◇用語集

 

●用語1「絶対無限の存在」・・・神の特質であり、それは人間や大天使の理解を完全に超えたところにある。それは究極の源であり、神聖なる神の計り知れなく、筆舌に尽くしきれない深遠さを示している。さらに、それは表現を超えたものであり、新約聖書に「いまだかつて、神を見た者はいません」(新約、ヨハネの手紙一、4:12)と著されている。

 

○用語2「神聖なる計画」・・・「天地創造」(用語6へ)の青写真のようなもの。それは完全にして、完璧な青写真であり、森羅万象、あらゆる出来事の原因となっている。この最も賢明なる絶対存在の「神聖なる計画」に、私たちの思考・行動を調和させていくことが、私たちの存在の目的である。

 

●用語3「神聖なる法則」・・・神聖なる法則は、時間・場所・空間におけるすべての表現を支配している。それらは「神聖なる計画」の基本的な仕組みであり、すべての世界や宇宙の秩序と調和を保っている。私たちがこれらの法則(たとえば、原因と結果、調和、秩序、成長、愛の法則など)を理解して、自分と一致させると、霊的に進化させることができる。用語「原因とイデア」を参照のこと。

 

○用語4「マインド」・・・「マインド」は、あらゆる生命の担い手である。存在するものすべては、「マインド」からできていて、その振動数の違いによって「超素材(マインド超素材)」、「素材(マインド素材)」、「固体」と形態を変えているにすぎない。マインドは絶対存在から放射されたもので、全なる愛、全なる智恵、全なる力、そして創造主の純粋性が吹き込まれている。

 

 

 

 

 

◇おすすめ動画ですピンク薔薇

前回のシェアから生まれた氣付きのお話し。内省と祈りの大切さ。占星学、マドモアゼル愛先生の月星座理論との出会いなど。