お正月に どこかに初詣に 行こうかと なって

結局は 歩いて行かれる 近くのお寺にしました

今の時代 シェディングのことを考えると

電車を使う遠いところや 人混みは どうしても

避けて 近場に 行動圏を 限るということになります

 


 

でも それが よいのか わるいのか わからないし

かえって 地元でありながら これまでは

足を踏み入れたことのない 場所を探訪的に 訪れてみて

おもわぬ 光景に出くわしたりする こともあり

郷土愛が あらためて 湧いてくる体験も あります

 

 

選曲: 言海  調

 

 

門前町の商店街を歩いていたら ふと 横丁に立ち寄りたくなって

足を踏み入れると 昔なつかしい おもちゃが道端に出されてある

ファンタの看板に レトロ感をそそられたりとか

当時は 体によくない飲料とは 知らなかった

それと 情緒を味わうのとは また別みたいです

 

 

そんなことを もうすぐ立春を迎えようとしている今

写真をながめたり そのときの記憶を 呼び戻しながら

考えるとともに こういう体験ができる街に暮せるのを

しあわせに感じられる 自分がいます

 

 

ノスタルジックな気分に ひたれるとともに 

心に潤いと ぬくもりが感じられる

だけど 家の中でゲームに 夢中になっている子には

別に そういうことは どうでもよいことなのかな

そこで あることに思い当たりました 

 

 

それは もし こうした心ゆかしく 感じられる

奥行や陰翳のある風景 セピア色の光景 といったものが

平らに(なら)され 平板で 無味乾燥な 人工都市にされたなら

どうだろう という 想像です

 

 

ある意味 反自然的で 非人間的ともいえる

情緒も人情もない

たんに 便利とか 機能的といった コンセプトで 誘い

動くことなく 欲しいものが手に入れられる 15分ナンチャラ

 

横文字で 新しさや 時代の最先端性を イメージさせた

スマートシティとかぁ・・・

スーパーシティとかぁ・・・

 

 

 

でも いったい これって

そもそも 誰のためのものなの?

 

 

どこからか 降ってわいてきたかのような 

この構想を 発案し 設計した人間は いるはずだけど

どんな意図と目的があるのだろう

 

 

 

おそらく 莫大なマネーが 動き

計画の実行によって 利する人 潤う人がいるはず

 

 

しかし そんなことを 願ったり望んだりした

覚えは 自分には 全然ないのだ 

そうそう さらさら ないのよね そんな気は あたし・・・えー?ニヤニヤ

 

 

散歩中、老舗の呉服屋のショーウィンドウに  ちょこなんと鎮座おわしますお狐様を激写いたしました

 

 

それとも 地元住民や この国の国民が 希望して

こういうの ぜひ 造ってよって 

まず 自分たちの手作りで デザインして

これを 形にして造ってほしいと

請願運動したのを 議員さんたちが 受けて

国会で 話し合い 

法案も含めて 決まった計画だとでも?

 

 

それならば そうとは つゆ知らず寝過ごしていた 

わたしが たんに のんきで アホだったということかな

いったい 俺はどこにいるんだろう ここはどこ?

 

 


夜何時(いつ)何處(いづこ)共云う事なく折静かなる夜に、提灯或は炬の如くなる火凡(およそ)一里余も無間続きて遠方に見ゆる事有り。右何所にても稀に雖有、蒲原郡中には折節有之。これを児童輩狐の婚と云ひならはせり (江戸宝暦年間『越後名寄』 ) Wikipedia 「狐の嫁入り」から