たったいま 宅配便で 

 

友人からの 贈り物が 届き

 

添えてあった 一枚の 手紙を 妻が

 

もって 二階に上がってきて

 

それに 目をとおした

 

相手の素直な感謝の気持ちが 綴られていた

 

 

 

読み終わって 胸にこみあげてくる感動を

 

感じるままに

 

そばにいた妻のほうを見て 

 

ことばにならない感情を ともにわかちあった

 

涙が こぼれ ひとすじの流れとなって

 

伝い落ちていった

 

 

 

一ヵ月ほど前 飛行機を使って

 

遠方より 来てくれた

 

家に泊まってくれ 

 

翌日夕方まで ともに過ごせた

 

これほどまでに 

 

人生をわかちあってくれたことって

 

あったろうか 

 

わたしたちも喜んで受けとれた

 

(なみだ)した場面もあった 

 

三人が三人とも それぞれ泣けるとは 

 

 

 

最寄りの新幹線の駅まで 送って

 

彼女は さわやかな風のように 

 

わたしたちの目の前から 去った

 

 

 

 

そして いま こうして 

 

再び 手紙を 読むと

 

あるイメージが 浮かんだ

 

 

 

選曲 言海 調

 

 

それは ままるの 

 

うつくしい 球体で あった

 

両手で それを 妻の前で表現しながら

 

僕は 彼女の心 透明に輝く

 

玉のような たましい だけを

 

受けとったよ 

 

ということを 伝えたのだった

 

 

 

手紙のなかに 書いてあった

 

贈り物の 中身は 僕はまだ見てない

 

これから 階下におりて 

 

見るのが 楽しみ

 

 

 

たべものは 食べたら なくなってしまう

 

でも 純粋な まごころは 永遠だ

 

あの 光あふれる 思い出は 記憶としては

 

やがて 薄れてしまうかもしれない

 

でも 真実の 瞬間は いつでも 蘇らせられる 

 

 

 

われわれの いのち というのは 

 

なくなることはない

 

たとえこのカラダが 死んでも

 

そこに 深く 思いを致すなら

 

やすらぎが 満ちてくるだろう

 

 

 

 

遅かれ 早かれ この星でも

 

全員が このことを 悟る日が 訪れる

 

何百万年かかるか

 

何千年かかるか

 

年かかるか

 

あるいは もっと 早くに 起こるか

 

 

 

それは だれにも わからない

 

 

 

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