
『図説 心理戦で絶対負けない交渉術』橋下徹著 ようするに詐欺指南本
「私が携る示談交渉の仕事とは、相手がどんな手ごわい人間であったとしても、依頼人の意向を汲んで、こちらに有利な条件で交渉をまとめあげることである。そのためには黒を白といわせるような、さまざまなレトリックも使っていく」『図説・心理戦で絶対に負けない交渉術』
「まさに、詭弁を弄してでも相手を説得していくのである。場合によっては、〝言い訳〟や〝うそ〟もありだ」『図説 心理戦で絶対負けない交渉術』
「交渉では〝脅し〟という要素も非常に重要なものだ」「「あくまでも合法的に、相手のいちばん嫌がることにつけ込む行為のことだ」『図説 心理戦で絶対負けない交渉術』
「私は、交渉の過程で〝うそ〟も含めた言い訳が必要になる場合もあると考えている。自身のミスから窮地に陥ってしまった状況では特にそうだ。正直に自分の過ちを認めたところで、何のプラスにもならない」『図説 心理戦で絶対負けない交渉術』
「交渉の途中で、自分の発言の不当性や矛盾に気づくことがたまにある。心のなかでは〝しまった〟と思っているのだが、そこはポーカーフェイスで押し通す。どんなに不当なことでも、矛盾していることでも、自分に不利益になることは知らないふりを決め込むことだ」『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』
「いよいよ攻め込まれて、自分の主張が通らないというようなときには法外な要求をして、場を混乱させる」『図説 心理戦で絶対負けない交渉術』
「さんざん話し合いを荒しまくっておいて、最後の決めゼリフに持っていく。 『こんな無益な議論はもうやめましょうよ。こんなことやってても先にすすみませんから』自分が悪いのに、こう言って終わらせてしまうのだ」『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』
交渉において相手を思い通りに動かし、説得していくには、はっきり言って三通りの方法しかない。
“合法的に脅す”“利益を与える”“ひたすらお願いする”の三つだ。そのなかで、最も有効なのは“利益を与える”ことである。
この場合の利益には二通りある。一つは文字通り相手方の利益。もう一つは、実際には存在しないレトリックによる利益だ。不利益の回避によって感じさせる“実在しない利益”とも言える(6頁)
相手方に利益を与えるということはこちらの譲歩を示すということだ。譲歩とそれに伴う苦労は、徹底的に強調し、演出すべきだ。譲歩とはよべない些細なことであっても、さも大きな譲歩であるように仕立て上げるのである。そうすることで、相手方の得る利益が大きいものであると錯覚させることができるからだ。これも交渉の技術である(10頁)
大きな利益を得た、と相手方に感じさせるように、こちら側の苦労を強調するのである。その演出に、タフネゴシエーターは腕をふるっている。詐欺にならない程度に、ではあるが(10頁)
物々交換の基本にのっとって、自分の主張を絞り込んでいく。どうしても通したい主張と、譲歩できる主張を明確に区別する必要がある。
できることならこの主張も通したい、交渉の流れのなかで判断しよう、そんなグレーゾーンを持ったままで交渉に臨むことだけは避けたい。それが交渉をこじらせ、長期化させる原因にもなるのだ(12頁)
絶対に自分の意見を通したいときに、ありえない比喩を使うことがある。(40頁)
たとえ話で論理をすり替え相手を錯覚させる!(41頁)
交渉において非常に重要なのが、こちらが一度はオーケーした内容を、ノーとひっくり返していく過程ではないだろうか。まさに、詭弁を弄してでも黒いものを白いと言わせる技術である。"ずるいやり方"とお思いになるかもしれないが、実際の交渉現場ではかなりの威力を発揮するのだ。(32頁)
一度なされた約束ごとを覆す方法論は、交渉の流れを優位に運ぶ重要なものだと考えている。(32頁)
具体的には自分の言ったことに前提条件を無理やり付けるのである。(中略)前提条件は、相手がその時点で満たしていないもの、満たしようがないものをわざとつくる。いわば仮装の条件である。満たされないような条件をわざと付け、今、満たされていないのだから、一応オーケーしたことでもこちらは約束を果たせないという論法で逃げる。(32頁)
前提条件を無理やりつくるという他に、オーケーした意味内容を狭めるという方法もある。(34頁)