死にたくない。
死にたくない。
と、抗いながら死に逝く命が在るのなら、
何度だって代わりに死にたいと思う。
その命の主が、
誰かは知らないけど。
その命の重さなど、
知りたくもないけど。
失いたくないと思う命が絶たれるのなら、
私は何度だって代わりに死のうと思う。
床に滴る赤。
指先で触れたら
冷たく
心地好く。
掌で塗り広げた夜。
振り絞った僅かな言葉に
無言の応え。
誰かの言葉を待ちながら
眠れないまま
夜が明ける。
長い夜が音もなく終わって
また嫌いな
朝が来る―――
明日を望まないものだけ
消えてしまえたらいいのに。
限界なんて知らない。
何処までも、行けると思ってた。
気付かないふりで。
全部ひとりで出来ると思ってた。
乗り越えるのが困難な障害。
苦悩して、苛立って、吐き出した弱音。
電話越し、聞こえてる、やさしさ。
少し低い、温かくて大好きな声。
張り詰めた、何かが切れる。
溢れ出した涙。
降り止まない雨と同じ。
もういいって、宥めるように。
何処までも、行けると思ってた。
気付かないふりで。
全部ひとりで出来ると思ってた。
乗り越えるのが困難な障害。
苦悩して、苛立って、吐き出した弱音。
電話越し、聞こえてる、やさしさ。
少し低い、温かくて大好きな声。
張り詰めた、何かが切れる。
溢れ出した涙。
降り止まない雨と同じ。
もういいって、宥めるように。
