干し柿のその後
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土曜の夕方に、渋柿の友人から電話がありました。
”延び延びになっていた渋柿の伐採を、6日の月曜に切ります、って
植木屋から電話があったんだよ、まだ少し柿の実が枝に残ってるん
だけど、どうする?”
”そうなんだ”、いよいよ切るんだ”
”干し柿の按配を味見してみるから、又かけなおすね”
といって、電話を切りました。
夕方でしたが、脚立に登って、干し柿を4個ばかりとりました。
そして、おそるおそる、かじりついてみたら、
なんと、皮は、少し堅そうでしたが、中の実は、甘くとろっとして
申し分ありません。
9月の21日にもぎって、その日の干したのですから、丁度2週間です。
そして、この甘さです。
なんとかなるもんですね~。
早速電話をかけなおしました。
”もしもし、あ、さっきの柿の件だけど、うまくいってるよ。
あす、柿の実を取りに行きたいんだけど、OKかい?”
”えっつ、あまい?、信じられないよ?、ほんとに?”
というわけで、干し柿の見本をもって、翌日の日曜日に友人宅に
行きました。
干し柿をかじって、友人は、目をむきました。
”ほんとだ、甘いよ。申し分ないよ。うそみたいな話だね~。”
若干、例年より実が小さいけど、甘さにはそん色ないよ。”
”天気が良かったからかな?それとも、この柿の素性がいいのかな?”
じぶんちの柿をほめて、にやけています。
しかし、切り倒される柿の木は、最後の花を咲かせたことに成りまし
た。
近くの知り合いが来て3人でせっせと、実をもいだところ、約240個
収穫できました。
3人で80個づつ分けることにしました。
柿の木は、最後まで楽しませてくれました。
今年の春に接木をして、6本ほど上手くいきました。
跡継ぎも出来たことだし、みんなに、惜しまれながら伐採される柿の木
も、幸せものです。
あとは、もいだ柿を剥いて、干すだけです。
”もうすぐ台風がくるそうだよ”
”それじゃあ、1週間くらい待ったほうがいいのかな?”
”そうかもね”
”剥いて干して2週間で、できあがったよ、長めに干しても20日だね”
だめもとでやった干し柿ですが、この上なく上首尾でした。
なんでもやってみるもんですね。
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