「家庭が整う」とは何だろう。
最近、そんなことをよく考えます。
あるご家庭で、お子さんの塾について家族で大きな意見の違いがありました。
お父さんは、
「自分が経験して良かった教育を子どもにも受けさせたい」
お母さんは、
「今の子どもの状態を考えると、まずは安心して生活できることが大切ではないか」
どちらも“子どもを思って”の考えでした。
でも、家庭の中では、
「正しい・間違い」だけでは整理できないことがたくさんあります。
子どもは、大人が思っている以上に空気を感じています。
そして時々、
家族のバランスを取ろうとして、
自分なりに頑張ってしまうことがあります。
私は家庭コンディショナーとして、
何かを決める立場ではありません。
「こうするべき」と答えを出す仕事でもありません。
ただ、
お母さんの話を聞いたり、
お子さんの気持ちを受け止めたり、
時にはお父さんの思いの背景を理解しようとしたり。
それぞれの気持ちが、
家庭の中で孤立しないように、
静かに間に入っている感覚です。
家庭が整うというのは、
誰か一人が我慢して静かになることではなく、
それぞれが気持ちを持ったまま、
それでも関係を続けていける状態なのではないか。
そんなふうに感じています。
子育ても、
夫婦関係も、
家族も、
いつも正解があるわけではありません。
でも、
誰か一人でも
「あなたの気持ちをちゃんと見ているよ」
という存在がいるだけで、
家庭の空気は少し変わることがあります。
私は、
そんな“空気”を整える仕事を、
これからも大切にしていきたいと思っています。