自閉症あるある⑨

           家の子タラちゃんの場合


  高い所に登る

タラちゃんは現在特別支援学校の小学部5年生です。

10歳の今でこそ高い所に登らなくなりましたが、3歳頃〜8歳頃はありとあらゆる所に登りたがりました(^_^;)

えっそんな所にも?というくらいでした。


例えば、コタツ机の上、衣装ケースの上、次男が眠るためのベビーベッドの上、食卓テーブル、ゴミ箱45㍑の蓋付きゴミ箱、本棚、カラーボックス、ハンガーラックの上、アパート時代はクローゼットのハンガーをかけるバーのさらに上などなどびっくりガーン汗アセアセアセアセアセアセアセアセアセアセ


誰が教えた訳でもなく、好奇心の赴くまま登ってました笑い泣き


登る行動が始まって1、2ヶ月はとにかく闘ってましたね。

タラちゃん立ち上がる歩くハイハイスタースタースター

登る歩くイヒウシシ花

ダウン

物申す注意するビックリマーク

ダウン

タラちゃん立ち上がる歩くハイハイおねがいスタースタースター

登る立ち上がるイヒウシシ口笛

降ろす

ダウン

物申す注意するむかつき

降ろす

ダウン

登る立ち上がる歩くハイハイおねがいキラキラスタースター

ダウン

物申す注意する笑い泣き

言葉だけでは当然降りないので、常に抱いては降ろす抱いては降ろす

ダウン

この無限ループスターが一日数十回の毎日魂が抜ける泣き笑い


とにかく

いろんな事を試みました。


優しく注意

ダウン

当然降りない


強く叱るムキー

ダウン

少しビビるくらいで、降りてもすぐ結局登る


登る度に簡単な声がけとともにすぐに降ろす

ダウン

そのようにするのですが

家事や生活がままならなくなるチーン

体力的に厳しいネガティブ

30回くらいやりとりしてもやはりその後登るんです。本当にあきらめない。


それから

主治医やいろんな方のアドバイスにより、リビングに怪我しそうな位高いものを無くすことにしました。


主治医より

病院『どうあれ一日何十回注意や、やりとりをしていようとその最後にタラちゃんが登っていたら、学習したことにはならないし、注意されていても理解していない』


泣き笑いたしかに汗うさぎごもっともだと思いました。


病院『全部登ってはダメと言い続けると、親も子もストレス』

病院『身の危険になるほどの高さの物は物理的に登れなくする。視界から消すが良いでしょう。また登って良いスペースを作ってあげましょう』

『言葉で注意するのでなく、家具などに大きくバツレッドを書いてみるのも良いでしょう』


悲しいこのアドバイスも納得でした。


純粋な欲求から高い所に登りたいタラちゃんと社会的ルールを教えたい母親とでは理解し合うのは難しい状況でした。

何もかも『ダメ』『ダメ』『危ない』と言い続ける事もタラちゃんが言われ続ける事もお互いストレスになっていました。


◎注意は毎回するけど、淡々と。簡潔に。

↖これはなかなか難しい。時には声を荒げてキレてしまうこともありました泣き笑い真顔

あとは毎回全力で100%の力で注意することを止めました。とにかく育児は長い!終わりの見えないマラソンですよね無気力

諦めたわけではなく、肩の力をもう少し抜いて注意することにしました←(今日わからなくたって良いじゃないか。明日わかるかも。いや数年後わかるかも。くらいのスタンスで)


◎リビングから消したもの→

・食卓テーブルと椅子

・衣装ケース3段の引き出し

(別室まで取りに行くのが 面倒だけれども目の前 から無くした)


登って良い所を、コタツ机(自宅のだけ)、ベビーベッド(次男が寝ていない時)低めの二段のカラーボックスの上などなど決めて対処しました。

左上矢印本当は良くないことは承知の上で、許す場所を作ったことは情緒の安定に繋がりました。


そして不思議と保育園のロッカーや机は登らなかったんです。たくさんのこだわりはありましたが、タラちゃんにも余所行きの顔ニコにやり社会的な顔はできてきていました。外での困った行動が少なかったのは本当に良かったです。


注意する事、教える事がなかなか難しいタラちゃんでしたが、保育園生活は本当にありがたかったです。集団の力、お友だちの力、先生の力は本当に尊いです。


そしてそれは特別支援学校のお友だち、先生も同じです。とても温かく根気よく何度も何度も繰り返し教えてくださいます。


皆がタラちゃんを助けてくれてありがたかったです。


自閉症のタラちゃんは人より学ぶこと、できるようになるスピードすごーくゆっくりですが、すごーくゆっくり成長してくれています。


また自閉症育児のママ10年目なのですが、ここまででも本当にいろんな事がありました。


また少しずつ少しずつ記録していこうと思います。


長文読んでくださった方ありがとうございました。