セルを回しても動かなくなりエンジンをバラしました。


エンジンスタンドは自作です。


ヘッドは問題ありません。


シリンダーも大きな問題ありません。


ピストンとリングも大きな問題はありません。ピストントップにはオーバーレブによる僅かな打痕がありました。

しかし、ニュートラルにしてもフライホイールが回りません。腰下かセルが戻らなくなったかも、腰下なら面倒と思いながら、とりあえずセルをバラしたらフライホイールが回るようになりました。


原因は、セルのチェーンガイド2個が脱落し、チェーンとギアの間への噛み込みでした。これによりチェーンのテンションが凄かったです。


原因となったチェーンガイドです。


チェーンガイドは手に入らないかもしれないので取り敢えずなしとし、チェーンが当たりそうな部分を削り、グリスを塗る予定です。


チェーンガイドが脱落した原因は、

①ガソリンタンクの位置の影響(自然落下式にはできません。)でガソリンが送れず、負圧式の燃料ポンプを設置しましたが、アイドリングでは負圧が弱かったです。(回転を上げるとガソリンがいき過ぎるのでリターンを設置しています。)

②上記によりセルを回し続ける事が多くなった。

③冷却が厳しく、高級オイルでしのぎましたが、エンジンの塗装が焼ける程、熱的に厳しかった。

④熱でチェーンガイドの樹脂が柔らかくなり、セルを回し続ける事でチェーンガイドが外れた。

と結論付けました。


各部にバリが結構あり、修正要です。

以上が、息子の作業でした。

中華エンジンは結構楽しいです。