久しぶりにブログ画面に臨む。

アベノミクスプロジェクトの推進、集団的自衛権の容認是非の議論も相俟って、保守と改革の実態って何…?と最近考えてしまう。勿論政治は、根回し当然、清濁併せ呑むなど何を今更だけど…今後10年で日本の未来は大きく変わってしまう。保守が強かった割に、有り難くない変化の準備は水面下で着々と進められていたわけで。保守の人は本当に気が付かなかったのだろうか?

賢き所の未来も不安定。次代の天皇・皇后に関して、やれコチラが良いだのアチラが良いだの。国を憂う気持ちがあるからこその発言とは思うものの、個人の主観で選挙のように選ぶ存在じゃないでしょ天皇は。共和制よろしくなのか?そもそも皇室存続を願うなら、誰が天皇になる云々の前に皇室典範を早く変えなくてはならないのでは?ただそこに存在することが大きな役割である象徴に、一般社会の有能無能なんて関係ない気がする。そこにその順番で生まれたことが全てなのでは?その特殊性故に、これまで続いてきた環境なのだと思う。

保守保守と息巻いている人々が、皇統に口を出す…はて…?皇統に連なる方のみで未来をお決めいただく。(実際は決めていない、受け入れるだけだけど。)そのスタイルを守るため、保守派には頑張ってほしい。ある勢力に取り込まれる前に。そんなふうに考えるのは変だろうか?国民の総意の基に決める事項は、民事的、行政的判断を要するもので、未来の皇統決定方法に、政治的カラーを少しでも出すとしたら、私は違和感たっぷりである。

保守が自浄される必要があるのではないだろうか。みすみす利用されないために。





これまでの人生で宝塚の舞台を数回観劇した。去年約10年振りにシアターに足を踏み入れたのだが、疑問に思うことが幾つかあった。


劇団員が舞台に登場しただけで大きな拍手が起き、それによって台詞が聞こえ辛いのだ。ストーリーに集中したいのに、どうもスター格の人のファン達が一斉に爆音を立てているせいで現実世界に引き戻される。舞台が進行してるのに、「キャーッ」はいかんだろ。同じ色のスウェット?を着てズラ―っと並ばれたら怖い。動きもシンクロしていて気が散った。ファンクラブの人達なのだろうが。


私が初めて宝塚を見たのはまだ高校生の頃。習い事の先生に誘われたのがきっかけ。当時は今よりもっと宝塚の知識が無くて、女性のみが舞台に立つ劇団と知り驚いたものだ。しかし、実際に見た演目の記憶は殆ど無い。劇場のミラーボールの回転に気を取られて、気付いたらもうすぐ緞帳が降りるという感じだった。その時も登場しただけで拍手する光景に?が浮かんだのだった。


確かに歌舞伎でも役者が花道を走ってきたら拍手が起きるけど、台詞が始まる前に鳴り止むことが殆ど。また、生オーケストラの演奏なのだが、イマイチ音が揃ってない時がある。それどうなの?



長年のファンの方々に言わせれば、それが宝塚なのかな。せっかく男役と女役の特殊な世界観があるのに、観客がマナーを守れないのでは魅力の減退を起こしかねない。大人になって初めてしっかり宝塚を観た人間としては、何だか釈然としない舞台だった。




大学時代の友達Mちゃんから最近勧められたもの。それは韓流ならぬ『華流ドラマ』。

ん?私の中にその領域に関する知識はない。韓流にも今だ乗っかったこともなく。



そもそもMちゃんは恋愛ものドラマをあんまり見なかったのに、気が付いたらハマってたらしい。

ほぅ。。。あのMちゃんが。。。そんなに面白いのならと、TS〇TAYAで借りてみた。


驚いたことに、韓国と中国のドラマって話数が多いのね。余裕で20話以上ある。。。今の日本では考えられない。


今回Mちゃんが勧めてくれたのは、「ザ・ホスピタル」という台湾ドラマ。何でもMちゃんはこのドラマの主役俳優が好きらしい。そして、このドラマ39話もあるのね。途中、見るのを何度も挫折しそうになりながら、最後まで見切った(達成感)!




率直な感想は、脚本は日本ドラマの方が良いかな。。。私が日本人だからそう思うのか?何だか続き場面で髪型が繋がっていなかったり、体の向きや人の距離が違っていたり、日本なら「!?」ってなる場面が目についてしまった。扱う内容が重いものだったので、カメラワークの拘りがもう少しあれば気が散らなかったかな。。。



Mちゃんが好きな俳優さんは言承旭という人で、ジェリーさんと呼ばれているらしい。この人が演じる医者が。。。


まぁ、よく泣く。う~ん。。。泣き過ぎなのではなかろうか?純粋キャラの設定なのだろうけど、そこは泣いてる場合じゃなかろうという場面でもまず泣く。しっかりしよう。そして登場人物たちよ、コミニュケーションを取ろう!それでだいぶ事態は解決するよ。。。



色々思ったが、テーマは、最も価値があると信じ続けてきたものの正体は無価値で、それは人生の最期まで解らないかもということかな?見落としがちな大切なものをしっかり見詰めていこうってこと?中々怖くて面白いことを言っている気がした。



実際、主人公は「運命の人」と思っていた女性とは違う人を伴侶とし、興味の無かったポジションで職務を果たしていく。主人公の持って生まれた「役割」を果たすために、最も適した環境が整い、最も相応しい女性が妻となった。「運命の人」は妻となった女性だった。



シュールなのは、主人公自身より周りの人間の方が彼の運命を見通していること。

主人公の親友は未来の妻を予知していたし、上司は未来のポジションを見越していた。



全ては役割を果たすために動いている。それが運命の力。その前には個人的感情は打ち砕かれてしまうこともある。でも役割に気付いた時、人は幸せに生きられる。そんな感想を持ったドラマだった。








この三連休、お招き戴いた披露宴に列席した。

彼女は大学時代からの付き合いなのだが、笑顔も涙も見てきただけに慶びも

ひとしおだった。打掛とドレス姿、2つとも輝いてたし。



彼女のお母様とも仲良くさせて戴いていて、今回の楽しみの一つは母上との再会

でもあった。美しい方なのだ。楽しい会話をありがとう。


ナイトパーティーだったので、夕暮れから夜空へのコントラストも素敵だったし、お料理

も抜群!おもてなしが最上級なんて。。。なんて贅沢なドキドキ



CMで、『私、今月披露宴が三回目』なんてのもあるが、リアルでもそんな人は居るわけで(笑)、

その人は多少皆の同情もかっていた。。。重なるときは重なるね(しみじみ)。


少々現実的には懐が痛いけど、どの宴も最期にはやっぱりホロリとくるものだ。

花嫁の手紙、あれは反則だよね~(しみじみ)。



人の披露宴に出て解ることは、みんな本当に忙しい中予定を調整し来るという現実。自分の際も

こうして来てくれたのだと思うと、人間同士の付き合いや真心って有難いなぁと思う。


そして、学生時代とは違い、少しだけ大人になった面々と集えるのもいいものだ。


普段遠く離れた者同士を結び付けてくれるのだから。そう考えると、遠出もいいものだ。



どんどん結婚式を挙げてほしいとは言わないが(笑)これからも行きたいな。。。なんて思った。




『大奥』に続きまして、今年の大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の衣装について。



NHK大河ドラマの衣装は、長年、小泉清子女史の監修のもと製作されてきたらしい。

小泉さんは呉服店を営んでおられるようで、豊富な着物の知識を生かして大河に携わって

こられたのだろう。ドラマにとって衣装は大事なのだ。その小泉センスの衣装について思ったこと。



今回の大河で素敵な衣装だわもみじと頻繁に思うのが、北政所(大竹しのぶ)の衣装。

なんだかお江ちゃん三姉妹の衣装よりも惹きこまれるという印象。


三姉妹の衣装は、そのキャラクターによって使われる色調が大まかに決められているような。


長女の茶々は赤や黄色も着るけど、深みのある色調でまとめてある。次女の初は赤はまず着てない。寒色系

の爽やかなパステルカラーに暖色をアクセントで。三女の江はパキっとした暖色の組み合わせ。



お江ちゃんのキッパリ竹割り性格を表した、鮮やかな衣装が、徳川の妻になってからどのように変化していくのか楽しみ。


大河の女性の衣装は、人物が年を重ねていくごとに素敵になる。まぁ、家格も上がっていくのだから豪華な織になっていくのも当然か。茶々の衣装はその内黒い色も入ってくるかな。。。何せ徳川と闘うのだからドッシリ感も出てきそう。


原色には原色の良さがあるけど、日本の美って中間色やぼんやりした暈しの色合いにあるのかなとも思う。その暈しの中に原色や黒を入れると色彩が生きるのだろう。


今週の衣装もしっかりチェック。