こんにちわ。

司法書士の国本美津子です。

久しぶりのブログです。

ブログを書いていない間に今年の夏は色々なことがありました。

 

夏に突然、母が倒れ入院してしまったのです。

休日に自宅にいると、急に母の様態が悪くなり急遽病院へ。

 

そしてそのまま暫くの間、入院することに。

 

今は退院をしてなんとか元気を取り戻しつつありますが、

身内の長期入院はこれが初めてで、母より私のほうが何をどうしたらいいのか

右往左往。。。

 

さらに、仕事をしながら病院に行ったり、

母が元気なときは家のことをある程度任していたので自分で家事をしたりと

 

(嘘付きました。。。ほとんど家のことを母にしてもらっていました、が正解です(⌒▽⌒))

 

夏の終わりには、私がバタンと倒れてしまって。

 

今は元気になりましたので、ご心配なく!!

 

たぶん、病院通いで疲れたのではなく、

日頃あまりしない家事をしたことでストレスが溜まったのだと思います。。。

 

◆母の入院で一番困ったのは通帳を探し出すこと

 

母の入院が長引きそうだったので、銀行へ振込等を母に頼まれました。

 

病院で通帳の場所を聞くと、

 「奥の部屋の右のタンスの上から●●目の引き出しの左にある●●色のカバンのポケット」にあるというので探してみると、見当たらず。

 

次の日、もう一度病院で場所を確認すると、

「そういえば、最近別の場所に移したわね」ということで、再度探してみるも見当たらず。

 

なんとか探し出して銀行に行くと、暗証番号を聞くのを忘れていたので、結局出金や振込も出来ずじまい。

 

生まれて初めての独り暮らしで何が一番困ったかというと、母の通帳を探し出すことでした。

 

もちろん、親子であっても、どの銀行に口座があり、いくら資産があるのか、そして通帳などをどこに保管しているのか、聞きにくいものです。

 

ですが、別々に暮らしいる両親が認知症になってしまい、通帳などの管理を子供が行わないといけない状態になってあわてて通帳などの重要書類を探しても保管場所がわからなくて困ってしまう場合も考えられます。

 

親が元気な時は何とかなるかもしれませんが、亡くなってしまうと更に大変になることもあります。

 

相続手続でよく相続人が困ることの一つに

「銀行などの金融機関の口座をどれだけ持っているのか判らない」ということがあります。

 

『年金が振込まれてくる口座や生活費の引落に利用している口座は判るけれども他の銀行の通帳があと何冊かあるはずなのに、どこに保管されているわからない。』

 

というのは相続手続きを担当して実際によくあることです。

 

その対策として、元気なうちに銀行口座リスト』を作成してみるのはどうでしょうか。

 

簡単なものでよく金額まで書く必要でありません。

 

たとえば、

銀行と支店と用途を書いておきます。

 

1、●●銀行 ××支店 (年金振込がある)

2、◎◎信用金庫  ○支店 (光熱費の引落に利用)

3、○○信託銀行  ××支店(貯金用)

4、ゆうちょ銀行   記号番号   (旅行用)

5、××信用組合  ☆☆支店(出資金もあり)

 

これだけでも、随分と家族は助かるはずです。

 

そして、できれば家族の1人に通帳の保管場所を伝えておけば、いざという時に家族に迷惑をかけないで色々な手続を進めていくことが出来るはずです。

 

 

母の入院を機に母には銀行リストを早速作ってもらいました。

そして、保管場所もしっかりと確認しておきました!

 

両親が歳をとってくると、突然の病気や不慮の事が起こることがあります。

その時に慌てないためにも、家族で話をしながら「銀行リスト」を作ってみてくださいね。