宇宙戦艦ヤマト。

郷愁を覚える人も、なんだそれ?な人も、今尚、熱いファンも居る作品。

最近では、リメイク版の「2205」が放映され、続編「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の情報が待たれるところですね。

リメイク前のヤマトからずっとファンの身としては、少し休憩だなー、と考えていたのですが。

Amazonのお勧めに、実写版の「SPACE BATTLESHIP ヤマト」が。

そういえば見てないなと。

アニメの実写化自体に良い印象があまりないのと、当時のキムタク押しが強すぎて、(キムタク自体は嫌いではないのですが)スルー。今更ですが、これも何かの縁だと思って見てみた感想など。

とりあえず、キャスティングと設定改変の壁さえ乗り越えられれば、中々どうして、映像的には良く作られた作品だと思います。CGもハリウッド作品に引けを取らない仕上がりだし、ガミラスに攻撃された地球のディストピア感は、10年以上前の作品とは思えないほど、良く作られてあります。

ただ、シナリオ的に、「宇宙戦艦ヤマト」と「さらば宇宙戦艦ヤマト」を混ぜて圧縮したような構成のためか、ドラマ部分の薄さと、戦闘演出のちぐはぐさが、残念なところ。艦隊戦は、敵戦艦にマーキングしてからの艦砲射撃等のある意味リアル感を出しているのに、白兵戦部分は昔のアニメ張りにやたらと特攻気味だったり。。。

デスラーの出番の無さ。。。

アナライザーの解釈は、古代専用、トランスフォーマーっぽいロボットになる、設定説明が圧倒的に不足と突っ込みどころは満載ですが、個人的には好みです。

後、2199を見た後だからかもしれませんが、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の森雪と、2199から登場する山本玲は、戦闘機乗りで古代進に憧れるという設定が似てるんですよね。キャラ設定の出発点は違うかもしれませんが、もし、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」がなかったら、山本玲は違うキャラ設定になっていたかも、などとメタ的に想像すると、なんとなく面白くもあります。

アニメのヤマトファンには、あまりお勧めではありませんが、逆にリメイクがここまで進んできた今こそ、派生作品の一つとして見ておくのもアリかなと感じました。