2歳児のよく泣く子がいます。
1歳の入園当初は数ヶ月泣き続けました。
徐々に落ち着き今では笑顔いっぱいに

たくさんおしゃべりをして楽しんでいます。
ただ土曜保育だけはまだ慣れないようです。
もう一つの系列園と合同になり、お友達も先生もいつもと違うメンバーが加わります。

私が少し余裕がある時間に抱っこして

慣れないお友達の遊びを近くで見ていました。 

その子の遊びを指差しながら楽しそうにおしゃべりをし始めたのです。
その子が近づいて来た時にはまた泣きます。

でも離れるとすぐ落ち着きまた遊びを見て

おしゃべりしてくれるのです。 

少しずつ距離が縮まって来たように思えました。

ところがちょうど泣いたタイミングで園長先生がもう抱っこはやめてください。
お友達が嫌だから泣くとか失礼です。
そんな失礼なことをしてる困った子を抱っこする必要はありませんと言い放ちました。

お友達なんだからそんな失礼なことしないで仲良く遊びなさい と2歳児に

私は別のことをするよう指示されその場を離れるしかありませんでした。


確かに、放っておかれてあきらめたり、

興味を見つけたりして泣き止むこともあります。

ただそうはできない子もいます。


失礼な子でも
困った子でもありません。

困っている子なのです。
繊細なのでしょう。 
以前に何かされたのかもしれません。
他の子にとっては何でもない些細なことでも

トラウマになっているのかもしれません。

近づくのが嫌そうでした。

新しいこと、

変化に対応するのに時間がかかるタイプ
その子だって楽しく遊びたいはず
でも不安感が強いから自分の不安感にどうしようもなく困って泣いているだけです。
ゆっくりゆっくり慣れていっていたのに残念でした。

これまでの関わり方が、

普段楽しく遊べるんだからできるでしょ!

と急いでしまって逆効果になり、

かなり長引いているように思えました。

案の定そのあとは外へ行ってもその子が近くにいなくても泣き続けていました。

給食は私のテープルで一緒に食べました。

ずっとお昼寝までご機嫌でした。

(園長先生はその場面は見ていませんでしたが)

私は私ができることをするだけです。

困っている子に寄り添って、思いを察してあげて、できてることを認め続ける。


抱っこで泣き止むならたくさん抱っこして、

話を聴いて、(泣いてる時にはこんなこと言いたい気持ちかな〜を言葉にしてあげて、その気持ちわかるよ〜と伝えています) 


焦らずその子のペースで大丈夫という思いも笑顔で頷いて

どんな子でもありのままを認めてあげることで情緒が安定します。


たとえできないことがあっても何とかなると思えて自己肯定感も高まります。

困っている子にもそんな気持ちになって欲しいのです。

ココロ貯金を貯め続けることで

情緒が安定したら、
もし困ったことがあっても
きっと自分から前向きな気持ちで周りと関われるようになるから


私はあなたの味方だからね

あなたはあなたのままで大丈夫!
私がせっせとココロ貯金貯めるからね♡
そんな思いで保育し続けます!

お読みいただいてありがとうございます。