写経 | あいたい

あいたい

自死遺族(息子が自死で逝ってしまいました)として残された母のひとりごと。
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今日写経へ行ってきました。

 

本当は15日に予約をしていたのですが

宮古島へ行くのも間近になってきたし

とにかく体力のない私(情けないほど泣)は連日出かけるのは至難の業。

 

今日は曇りだし平日だし

のんびり行けば大丈夫かなと思い決行。

 

しかし

甘かった…

 

のっけから苦行、修行

 

調子に乗って正面から階段利用

はじめの階段

次の階段

 

この途中息切れめまいで危うく転げ落ちそうになる(ひぃ~)

 

毎月楽しみになってきたしだれ桜ちゃん

 

 

桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿(桜切るバカ梅切らぬバカ)

の諺が浮かび

 

そうだよね

桜だから切ったらまずいんだよね

と納得

 

それにしても

育ちすぎ感がすごい。

 

家に帰って改めて調べたら

私は剪定に関してのみの意味だと思っていたら

 

「個性に応じた手の掛け方をすることが大切。」

 

という意味もあるんですって。

 

深い。

子育てにも言えそう。

 

 

で、また自己嫌悪。

 

何もかも息子に結び付ける考えはどうなんだろう。

 

 

でも考えてしまうわたし。

 

今日の写経はいつもより人がいた。

 

ほとんどが女性。

 

で…いつも通り鼻水すすっているのは私のみ。

 

静寂のなか

無には到底なれず

息子の姿を浮かべては鼻をすする。

 

 

帰りは自分を過信せずにエレベーターを使う(お恥ずかしい)

 

 

帰り道

以前から訪れてみたいと思っていた門前の香屋さんをのぞく。

 

息子が好きそうな香りのお線香が欲しかったのだが

息子のことは話したくないな~と

なんとなく

想っていて

お線香はいただいたものや

自分で雑貨屋さんや仏具店で買っていた。

 

でも

今日は自分で勝手に大丈夫そうと思い意を決する。

 

 

結果から先にお話しすると

意を決する…必要なんて全くなかった(笑)

 

 

まずはお客さんは私のみ。

対応してくれた方は店主(社長)で

マシンガントーク炸裂。

お香を大事にし、愛しているのがすぐわかる。

 

お線香を探していると言うと

たくさんの中から一択のみ。

 

他にも高級な線香も

様々なにおいもあるなか、それ一択。

 

でも全然不愉快な気はしないし

不思議なことに自分でもきっと気に入るだろうと納得。

 

こちらは

全国にお香をおろしているという。

それこそ

京都、奈良、金沢、等々(ってみんな古都で観光地じゃない?)

 

うちには猫がいるので本来はお香もアロマもよくないので

お線香焚く時も窓全開で

リビングには立ち入り禁止。

 

でも

店主の方の話をきいて

お香も焚いてみたいなと思い

飾ってあった可愛いお地蔵様の香立てを買いたくなった。

 

が、飾ってあるのに

そんなものでお香を焚くのは良くないと(笑)

 

正式にはわら灰で寝かせて香炉で焚くとよいらしい。

 

 

せっかく

たくさんお話を聞かせていただいたので

何か他にも買いたくなったのに

香り袋もお香も

おすすめしないとのこと。

 

なんとも商売っ気がない。

 

 

今回購入した

特選 沈香 《貴昇》というお線香。

 

家に帰って早速焚いたら

確かに

良い香り。

 

拓、この香り

気に入ってくれたかな。

 

極力人との関りを避けている私。

 

でも久しぶりに

まったくの赤の他人で

息子のことを全然知らない人との会話は楽しかった。