(五番目の記憶)
史実という幻想では 照らせざる記憶の闇
未だ時代も場所さえも 正確には特定出来ていない
ある少女が綴ったとされている 破滅への風景
その失われし詩の断片…
(アナタにも…忘れ物はありませんか…?)
大好きな空 大好きな町
このまま同じように明日へ続いてゆくと信じていた
乾いた口笛 空を渡る調べ
その日風に乗るのは口笛だけじゃないと知った…
それは小さな悪意の種
始まりはたった一つの嘘
貴方は誰? 私は誰?
良くも悪くも感情は育ってゆく花
渇いた大地には疑心暗鬼の雨が降り
私の国は一夜にして滅んだ
信じあう心…それは「忘レてはいけないモノ」
何故もっと早く気付かなかったのだろう…