─彼らは待ち続ける 輪廻が砂時計を反転させる瞬間を─
蒼く冷たい海の中 泡沫の夢を見る
忘れ去られた追想は 揺れながら錆びてゆく
珊瑚が眠る樹海へと 楽園は堕とされた
扉を護る番人は 石のように動かない
会いたくて…愛しい人の名を
叫んでも 声は届かない
閉ざされた…城は死者の檻
タナトスは 彼を逃がさない…