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実はずっと「半弓(はんきゅう)」という物に興味を持っていました。
半弓とは、宮崎県発祥の四半的(しはんまと)弓道で使用する弓、(普段弓道で使う弓の半分くらいの大きさの弓)を使って、
8m先の的(的の大きさは普通の弓道の的と同じ)を狙う、誰でも簡単に出来る弓道体験です。
弓を引いていない人むけに、すごくざっくり簡単に説明するなら「弓の長さが半分の簡易弓道」です
私は「弓を初心者に引かせてくれ」「簡単に引けないのか」等のご質問をたまにいただくため、
”弓を持った事が無い人にどうやって弓を引かせているのか”
にとても興味がありました
・・・と言うのも、弽(ゆがけ:右手につけるグローブ)を使う事も、手の内(左手拳の形)も、矢番え(やつがえ:矢を弓にセットする)も、初日でやるには難しすぎるからです
私たち弓を引く者は、これをするのに平均して約3ヶ月の練習を重ねます。
引く事や、中てる事の前の動作に練習が必要で、それが上手く行かないと、引いた時に左手が流血沙汰になることもしばしば
それをたった2・3分のレクチャーで、どうクリアしているのかとても気になっていました。
百聞は一見にしかず。とりあえず自分の目で見に行く事にしました
と言う事で成田です
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ありました!半弓道場です弓道弓道しているのですぐにわかりました。
お清め石鹸専門店「さぼんさま」の店舗の一部を改修して設立された物なので、石鹸屋さんの中にあります
コースは3つ。迷いなく飛躍コースを選びました。
「8射4中で福袋プレゼント」
”弓道をしている人は、いつも通りに引くと中(あた)らない。”
と言う前評判を聞いていたので不安でしたが、
来たからには福袋を手に入れるまで何回でもやろうと心に決めていました
最初に引き方レクチャーをしてもらえます
ここで必ず守るように言われたのが
「顎より先に引かないこと」「右手は弦ではなくて、矢をもつこと」
そして特徴的な配慮が
「左手の親指をなるべく上にそらす」
でした。
弽をしないので、矢を持つのはなるほどと思いました!その方が初めての人には安全です。
そして、弓手(左手)親指を3指から浮くほどそらしていました。これをすることで、矢こぼれ防止をするそうです。
矢こぼれしないことが1番の安全策ですからね納得しました。
手の内に関してのそれ以上の指導はありませんでした。
それを見たあとは、自分のブースに座ります。
上の画像のような感じで弓と矢が置かれています。
弓はいつもの弓と比べるとこんなにミニサイズ。
約160センチです。
弓力(きゅうりき:弓の弾性力)は8・・・じゃなくてまさかの3.7キロ!
ちなみにこちらの弓は練心。「こんな弱い弓があるんですね!」(普段はどんなに弱くても7キロくらい)
とお伺いしたところ、「奥野さんが小山弓具店さんに特注してくださいました」とのご返答が!!
そうです。ここの弓道プロデュースをしたのは、弓道写真家 奥野浩次さん。
より弱い弓にすることで、手の内ができず、弦が腕を払ってもそもそも痛く無い
怪我をしないようになっていました!奥野さんも、これだけ弱い弓に応えた小山弓具店さんもすごいですね
的は5的。
結果から言うと、最初の8射は
×××○ ×○○○
でした。まずは無事に福袋をゲット
弓が弱くてなかなか高さが合いませんでしたが、合ってからは
皆中(かいちゅう:全てあたること)でした
実は8射引いた後に、オーナーさんがいらっしゃって、引いてるところを見せて欲しいと、
ご好意で20射ほど引かせていただきました。全て的中できました
コツは、
・しっかり顎まで引くこと
・弓手(左手)をしっかり押すこと
だと思いました。
<ここから小文字の部分は弓道経験者向けパート>
弓道を経験していると逆に難しいと言う触れ込みでしたが、おそらく
・弓手に振り込むクセがある
・弓力に任せていて実は弓手が働いていない
もしくは、
・普段手で離れているor離れを引っ張って出している
では無いかと思いました。
と言うのも、
検索をかけて調べたところ、弓道経験者の方で「大離れ」気味な残心のお写真を見かけました。
半分しか引かない半弓(しかも弓力3キロ)において、妻手肘や筋を働かせる事は困難です。
その状態で詰め合っても離れは大離れにはなり得ません。
なので、ここでの半弓では(矢を直接持っていることもあり)、弓手と縦線を働かせて、矢を離すだけで中ります。
初めて弓を引く方は、思い切りよく顎まで引いて、狙ってそのまま離します。この時角見や手の内は何も気にせずただ弓を押しているのが、余計にいいのだと思います。
弓道をしていると、「弓手一個分後ろに落ちるはず」「弓返りしたい」「離れを鋭く」などなど気になるところが沢山出てきて、
頭で考えて形を真似しているうちに、弓手を振ったり、弓を回したり、離れを手で引きちぎったり、気がつけば悪癖を拵えていただなんてよくある話です。
弓を触ったことの無い人ですら初見で出来るほどシンプルになっているからこそ、普段のクセがよく出るのでは無いかなと思いました。
偉そうなことを言っていますが、私に関しては
・体が細すぎ(矢数・体重不足)で弓の反動に耐えられない
・弽との相性が悪い疑惑
・妻手の筋の使い方・軌道・働きが下手
・おさえ肩
・手の内が握り気味になってしまう
などなど書けばキリがないほどの悪癖を抱えていますが、
半弓においてはどれもあまり影響がなく、これが弓道だったら・・・と心の中で何度も思いました←
<ここまで>
弓道で自信を失っている方は取り戻しに。
弓道でいいとこ見せたい方はいいとこみせに。
普段の悪癖を見つけたい方は見つけに。
久々に弓を触る人は触りに。
触ったことのない人は挑戦しに。
全方位にとって楽しい体験だなと思いました
なんなら初めて弓を触る人が、経験者にも勝るチャンスでもあります
余談ですが、ここでは、引くときに着る羽織りを選べます。
黄色に手毬の柄や
女性紋の可愛い羽織り
スタンダードな紋付など、様々な中から選べるので、インスタ映えもバッチリです
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